浅草☆昼歩き3〜ひさご通り・初音小路・西参道〜

ラーメン青木亭

 〜いやぁ、このデジカメというのは銀塩カメラのフィルムの枚数制限がないものだから、ついつい物凄い枚数を撮ってしまうようで、まだこの日の半分程しか記事は進んでいなかったりするのです〜

 前回の最後の方で述べたらあめん290えんの文字も目立つお店は『メンマル』と白地の暖簾には描かれ、看板には『めん○』となっているのでドッチなん?と思いつつも、写真を見返してみるとこんなことに気がついたりするのですね。

 その隣りに建つコンクリートのモダンな作りのお店は『甲州屋』さんという蕎麦屋さん。これは記憶になかったので、建て直す前には比較的普通の蕎麦屋さんが思い切ってモダンにしたのでしょうか?辺りには似つかわしくないような、スタイリッシュな外観に惹かれてなのか、二人の外国人観光客が中に消えて行きました。

 またうって変わって、隣りの『日進』さんという中華料理屋さんの方がワタクシの好みの風情。『中華 料理』の文字の間に屋号を入れてあるこのタイプの暖簾は比較的良く見掛けるのですけれど、改めて写真を見て思いついたのですけれど、これがひとつのフォーマットとして作成されていて、そこに屋号を入れてオリジナルの完成というスタイルなのかもしれませんね。

 メニューを見ると、ラーメン¥500、餃子¥400、やきぶた¥1,000、ミソラーメン¥650とその佇まいからするとそれほど庶民的とは言えないものの、ごく普通の一般的なお値段。街の雰囲気からして庶民的な価格を期待しても無理というものなのでしょうか?それにしても全体の雰囲気からすると予想を裏切るギャル文字。娘さんかアルバイトさんが書いたのでしょう。『手打麺』の記載があるので、この価格で手打ち麺が食べられたら逆に本当にリーズナブルでしょう。あ、『手打麺』とは言っても、機械打ちのものもあるからそんなことはないか。難しいですね、実食してみない限りは。

 ふと、振り返ってみると細い路地があり、これまた魅惑の小路になっておりますよ(喜)。人通りもまばらながらそそられる自分のアンテナに促されるまま行って見ましょう。

 食道園、明仁などの看板を見て、思い出しました。以前、南千住を訪れぶらりと歩いた時にやはりこちらに来ていたことがあるのです。真昼間ですので看板に明かりも灯っていないのでうら寂しい感じがしますけれども、夜の風景はこんな感じです。
やはり電気が入っているのと入っていないでは、街の風景は一変してしまいます。焼肉屋さんが密集するこの界隈はチョッと他の地域とは雰囲気が違います。この時はまだ昼間でしたので、夜に備えて静かに時を待つ、といったところでしょうか。

 路地を抜けてみると、そこは丁度国際通りの一本裏の路地。確かにここら辺は焼肉が美味いとの評判を事情通から聞いたことがあります。向こうにやや霞んで見えるのは『貞千代』という旅館のようです。あまり傍まで歩いて行かなかったけれど、なんだか『味』を感じた写真だったので掲載。

 再び六区方面に戻り(何やってんだ?)、ビックリ食堂の前を経過して、初音小路までブラブラと。かづちゃんのお店からは競馬中継の音と酔客の声、そして隣りのお店からも積極的な客引きの声。うーん、こういう風情も堪らないですね。

 そういうのをどこから聞きつけてきたのか、外国人観光客も興味深く見守りながら観光を楽しんでおります。いつだかの夜には閉まって活気がなかったこのあたりのお店も、競馬開催日ですから、営業を休んでいるようなら、もう既に閉めてしまっているのでしょう。

 初音小路と平行して、西参道というアーケードにも幾つかお店があります。というか、その歴史を調べてみると、かつてはここもメインの賑わう通りだったそうです。そんな中で見つけた煮込みのお店、『ふくちゃん』。煮込みの文字に誘われてパチリ。牛めし、すじ肉ということですから、醤油仕立てのすじ煮込みなのかなと予想してみたり。店頭にはショーケースとトレイ、椅子も設えられていて、ここでも飲むことができるようです。残念ながらこの日は冷えていて風が強いせいかそんなお客さんは居ませんでしたが。

 西参道を抜けたところにある、浅草観音温泉は蔦の触手が壁面に広がる入浴施設。『酒は大関 男は黙ってサッポロビール』のキャッチフレーズに思わず笑みがこぼれ、頷いてしまいます。そういう時代のまま、そこで時の経過はストップしているような味のある空間です。入浴料金¥700と比較的お手頃ですから一度立ち寄るのも一考の余地がありそうです。

 ここで、この日浅草松屋前の地下道で買い求めたものを紹介しましょう。以前からこうした街歩きをしていて欲しかったもの、万歩計です*1。自分の中では万歩計ですけれど、パッケージには歩数計と記載されているのは、商標登録の問題でもあるのでしょうか?浅草松屋の前からここまでで2,287歩ということでした。

 少し向こうにトイレを見付けて用を済ませたあと、花やしきの方から物音がしたので見上げると丁度何某かの乗り物が稼動しているところでした。ワタクシこういうのは結構好きなのですけれど、最近は乗っていませんねぇ(懐)。花やしきといえば、日本最古の現在でも稼動している木造ジェットコースターが思い出されます。

 紆余曲折を経て、再度ひさご通りに突入。途中中抜けしましたが、初音小路、西参道と回ってやはりこちらの方が賑やかな感じがします。出入り口付近にもまだ営業していないものの興味を引くお店があったり、今度は夜に来て見ましょう。

 ひさご通りの前の信号を渡り、今度は千束通りです。まだまだ陽は高くワタクシも元気です(笑)。この日は何歩歩けるのでありましょうか?

*1:これを後から会社の人に言ったら、まだそんな歳でもあるまい、と思いっきりバカにされましたけれど