記憶のぶつ切り・北極会

なんでこんな写真を撮っているのだろう

 昨日は久々の北極会(北千住を極めてみようとする会)、参加をしてくれたのはにこけん(日本煮込み研究会)でもお馴染みのRちゃん。他の皆様は仕事の都合で、参加は叶わず二人だけということで、機動性を生かして新店開拓というのが今回の目標。人数が多いと入ることの出来るお店も限られますからね。
 いつものように集合時刻よりも早めに到着してしまうワタクシは、久々に東口のごっつりさんから自主的に0次会を始めます。
 久々の一階での立ち飲み。知った顔もあるけれど久し振りだから馴れ馴れしく話し掛けても失礼ですから、大人しく先客の間で飲むことにします。お通しはいつものように3種類から選べるようになっているのは嬉しいですね。オリちゃんと呼ばれる闊達な女の子がそれぞれに愛称をつけて擬人化して説明しているのが面白くもほほえましい。『ネバネバ三兄弟(昆布、オクラ、長いもを和えたもの)』をチョイス。サッパリしていてこれは良いつまみです。
 ホッピー¥400を飲みながら次第に立ち飲みスペースの一階はほぼ埋まってきます。だいぶ安定的な人気が出て来たようです。

 酢ガツ¥350をつまんで二杯目のホッピーを流し込みそろそろ一軒目は終了。
二軒目は駅の下の自由通路を利用して西口に移動します。飲み屋横丁の中の『やきとり 石井』さんです。かれこれもう10回ほど来ているんじゃないでしょうか?19時少し前に恐る恐るドアを開けると拍子抜けするほどアッサリ入れました。普段は18時過ぎに満席になって入ることが出来なくて断られることが多かったのですけれども。まぁ嬉しい誤算というところです。カウンターの端に陣取り焼酎のロック(黒伊佐錦¥400)を頼みます。

 お通しは煮物のようだったけれど、当たり障りがなさ過ぎて記憶に残っていません。馬肉のたたき¥500を頼みましたが下に敷いた付け合せの野菜も相まってなかなかの逸品です。本当にここのお店は何を食べても美味しい割には値段が安いのですね。カラシをつけて醤油で頂きます。
 ゆっくりつまんでいるとRちゃんからメールが来て到着、の嬉しい知らせ。石井さんにお邪魔している旨を伝え来てもらいます。過去に何度となく訪れ断り続けられた経緯があるので場所はご存知なのです。
 少ししてRちゃん到着。カウンターが一杯になっていたのでワタクシが横にかじりつくように予備の椅子を出してもらい席を作りました。生ビールとワタクシは瓶ビール(エビス中瓶)で乾杯。

 やはり、というかこちらに来るとついついいつもレバーの若焼き(¥100/本)を頼んでしまいます。このお店を紹介して下さったアクビさんおススメの逸品、串にミッチリ刺さったレバーは持ち重りがして指だけでつまんでいるのが苦労するほど。
 他にも定番の梅大根をつまんでいると、そろそろお時間で、と言われます。こちらのお店は2時間制になっているので、時間が来たようです。お会計を済ませて、次のお店へ移動。


 いつも通り掛かっては気になっていた、古典的な店構えの大升酒場さんです。カウンターだけのお店で普段の北極会では向かないお店です。今回の少数精鋭ならではの選択ともいえます。ずらりと並んだ豊富な品書きの数々。こういうお店は好きだなぁ、ワタクシ。それにそれぞれ値段が安いこと。にこけんとは違い北極会では煮込みというシバリがないのですけれども、煮込みが好きな二人のことですから、もちろん注文します。牛煮込み¥380です。







 もやしニラ炒め¥300。これも原価を考えると安いものですけれど、漫然とつまむには惜しい、正当に評価のできるお味でした。もやしがシャッキリしていて、いい仕事していますなぁ。ただ、ただね、ここら辺から記憶が少々怪しくなってきています。写真にも写っていないので何を飲んでいたのか不明なのです。自主的に0次会をして来たのがジワリと効いてきたようです。
 でもこちらのお店はとても気に入ってしまったので、今後また訪れて見たいと思います。

 




 お次は少し離れて串煮込みの『藤や(ふじや)』さん。最初は親父さんだけでしたが、奥さんも後から帰って来ました。相変わらずアットホームなお店の雰囲気は和みますねぇ。ついこの間の三ノ輪橋、弁慶さんでも頂きましたが、串に刺さったタイプのもつ煮込みは結構好みです。醤油味に見えますけれども、以前聞いたところ、醤油ではなく八丁味噌がベースになっているそうです。
 おかみさんとのやり取りをしている辺りから記憶はすっかりなくなっていて、気がつけばRちゃんと半蔵門線で移動しRちゃんの最寄りの駅まで行ってしまいました(焦)。結局ふたたび錦糸町まで戻り自宅まで歩いて帰ったのですけれど、何処を辿って帰ったのかは判然としないままの今朝なのでした。