白髭橋に向かって、そして・・・

桜はどこも綺麗でした

 泪橋の交差点を明治通りを白髭橋に向かって歩き始めました。この辺りは明治通りでもそれほどお店が軒を並べるようなところではなく、ファミレス、ローソン、エッソと固まっている以外はポツリポツリと商店があるぐらい。

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 というのもこのあたりは東京ガスのガスタンクがあったり、その関連施設があったりして元々そういう土地柄のようなのです。

 清川2丁目という信号のところにはまたしても桜並木を発見しました。周りはコンクリートの塀に囲われていて味気ないものですが、この道を進むと南千住の駅に出られるという表示がありました。近代的な建物が見えるのは地図によると、千住テクノステーションというものらしいです。

 『カレー粉調味料 熱田屋』さんというお店。黄色の文字がいかにも、の風情を醸し出しています。それにしても、カレー粉調味料とはいかに?。カレー粉を作るスパイスが勢揃いなのか、それともオリジナルブレンドのカレー粉を販売しているお店なのか。疑問は尽きませんがいずれにしても、開いているのか判りませんしそれほどカレーには執着しませんので確認は取れません。


 それよりもワタクシの気を惹いたのは、こちらの一本の石碑というか。道路の反対側からも良く見える(ちなみにワタクシ視力は1.5)文字で書かれているのは、『史跡平賀源内先生之墓』とあります。これって本当?と思いますが、帰宅して調べて見ると近くに旧旧総泉寺墓地というのがあり、そこにお墓があるそうです。泪橋って、かつては犯罪者の刑場である小塚原刑場に行くための橋だったということを思い出したので、え、こんなところに?といささか疑問に思いましたが、小塚原刑場はいわゆる明治通り方面ではなく、吉野通りを北上し現在のアンダーパスを越えたあたりにある小塚原回向院がそれに当たりますので、どうやら見当違いのところだったようでひと安心。当時の医学では人体の解剖をするためにこの刑場にきてターヘル・アナトミアと照らし合わせた、との記録があるのでこの地に何か縁があったのかもしれません。

 白髭橋西詰に出ました。晴れ上がった青空が気持ち良く、結構歩いて来たにしてもまだまだ気力が充実しています。それにしても余り通行量がありません。言問橋の混雑を抜けてきただけに余計にひしと感じられます。

 北の方角へ土手沿いの道を歩きます。本当の土手には遊歩道がありランニングしている人やウォーキングを楽しむ姿が見られます。ワタクシのはウォーキングというよりは単なるブラブラ歩きです。ここら辺で腰につけている万歩計は6000歩を越えて実に順調です。

 少し進むと石浜神社というのが出て来ました。霊園も備えているそうですけれども、その脇にも桜の並木道がありました。桜は古来から鎮魂の花として植えられると聞いたことがあるので、もしかしたらそういう意味合いもあるのかなと推測してみたり。

 更に進むと特徴的な外観の産業技術高専(旧:航空高専)があり、その辺りも公園が整備され桜の若木が植えられています。ここもまだまだ小さいですが、その内見事な桜並木となりそうですね。ソメイヨシノは成長が早いらしいですから。


 道路を渡って、遊歩道から下流側を振り返ってみました。スカイツリーもまだまだはっきりと見えますね。この辺りはもう荒川区です。荒川区というのは余り馴染みがなく今後の課題の地域です。
 遊歩道にも桜の若木が植えられていて、敷物を敷いて花見を楽しむ家族連れが居ります。本当にこの日は天気が良く幼い子供を連れていても花見に最適な天気でしたね。









 そんな桜の木の中でも一際大きな桜を発見。建設中のスカイツリーよりも大きいぐらいです、というのは真っ赤な嘘で単なる遠近法の錯覚ですね。スミマセン、つまらない嘘をつきました。















 どこかの歩く会のグループが、公衆トイレの近くで休憩していました。こういう集団に巻き込まれると歩くペースが乱れてしまうので、動き始める前に先に進みましょう、急げや急げっC= C= C= ┌(;・_・)┘トコトコ。


 隅田川が蛇行する辺りに掛けられた千住汐入大橋を渡ると間もなく千住曙町の交差点。横たわる道路は墨提通りで、ぐるりと迂回してまた出会いましたね、というところ。信号を渡り車道はそのまま高架になるようですが、歩行者には歩道がありません。心配しながら進みましたが、奥に土手に上がる階段がありホッとひと安心。



 土手に上がると下には堀切の駅が見えます。この地を舞台にした有名なドラマで使われた駅だそうですが、そもそも見たことがないので何の感慨もにひたることもありません。チョッと見た感じでは何もお店が見当たりませんでした。駅から離れたところに繁華街でもあるのでしょうか?




 さてこれで何個目の橋になるのでしょうか、この日は。堀切橋は荒川に掛けられていてかなり長さがありそうです。その割りに歩道は広くないのが意外と言えば意外。二人すれ違うのがやっとです。

 堀切橋を渡り終えるのにはほぼ10分ほど要しました。もちろん撮影したりしていてロスタイムもありますが。堀切駅は足立区、川を渡って今度は葛飾区に入ります。歩いて葛飾区に来たのは初めてです。墨田区の自宅を出て、台東区、足立区葛飾区と4つ目です。さて堀切菖蒲園の街はどんなところなのでしょうか?