堀切菖蒲園の街を歩いてみる

マッコリ特売¥350@毎日屋

 意外に長い堀切橋を歩き終えて、京成線の堀切菖蒲園駅のある街に出ました。この辺りは地名的には堀切となるのでしょうが、荒川の向こうにある東武線の堀切駅と区別するように、通称この辺りは堀切菖蒲園と言われることもあるようです。もちろんその名の由来になっている堀切菖蒲園は堀切二丁目にある公園です。

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 堀切菖蒲園は上の地図には出ていませんが、『大きな地図で見る』をクリックして操作すると左下のほうに表示されることと思います。

 堀切菖蒲園のランドマーク、赤札堂が見えて参りました。ワタクシは以前の仕事の事務所が、隣駅のお花茶屋にありまして、車での移動にこの辺りを通過することは何度もありましたが、歩いて回るのは初めてですし、実際に来たのも久し振りのことなので新鮮な感じが致します。

 道路沿いを歩いていると、不意に現れた肉屋さんというか、看板に書かれているのは焼肉材料ということで肉・ホルモンはもちろんのこと焼肉にまつわる韓国食材、マッコリなども扱うお店、毎日屋さんというようです。

 道路に面したショーケースを覗くと、これまた幅広いレパートリーのホルモン類のオンパレード。焼肉の材料なのですけれど中にはそのまま刺身用として売られているものもあり、その新鮮さが窺えます。うーん、こんなお店がウチの近くにあればなぁと思ったりして。

 毎日屋さんを過ぎると、今まで通ってきた道路は堀切菖蒲園の駅前の大通りにぶつかります。道路はまだ真っ直ぐ伸びているのですけれども、道路の管轄的に、この都道(314号言問大谷田線)はそこから北の方向に伸びる道に曲がることになります。ここを真っ直ぐ行くと、環七に出て綾瀬警察署に辿り着きますね。

 堀切菖蒲園駅の線路沿いの道。赤札堂の前にもいくつかお店があって、そこがメインの通りかと思っていたら、この線路沿いや後述する他の路地にも色々とお店があって、初めて来ましたけれどもなかなか楽しめそうな街ですね。

 赤札堂の角を曲がって店員さんの元気な声が印象的な総菜屋さんの『さいとう』さん。焼き鳥が一本¥50だとか他にも色々と目移りしそうな豊富な品揃えでした。またそれだけにお客さんもひっきりなしで、土曜日の昼下がりでこの賑わいだと、夕方にはかなりの混み具合が予想されますが、いかがなものでしょう。大手のスーパーのすぐそばで大健闘の総菜屋さんという感じですね。


 お好み焼き屋さんなのでしょうけれど、看板には『お好み焼き 居酒屋風 もんじゃ シャン』とあります。お好み焼き屋さんでこういったカタカナの屋号とは珍しい気もするし、居酒屋ならまぁアリ、という感じですけれど、どういったお店の方向性なのかは良く判りません。



 その少し先を右に折れると、酒屋さんがあります。金子酒店というお店。何気なく中を覗くと、一種独特の雰囲気が漂っていて違和感を覚えます。でもすぐにピンと来ました。ここは角打ち(立ち飲み)のできるお店なのです。ビールケースをひっくり返した簡易テーブルに飲みかけの缶ビールやチューハイの缶が置いてあります。うーむ実に唐突に発見してしまいました。これは入らずに入られませんが、まだ辺りを回りたいのでグッと堪えて次に参ります。

 ここはクローバー商店街というようです。正直言って堀切菖蒲園の駅はそれほど大きなイメージもないしこれほどまでにコマゴマとお店が密集しているとは思いもよりませんでした。昼間ではなく夜に来たらキラ星の如く看板が輝いて入るお店に悩むこととなるかもしれません。

 一旦、そのまま直進すると先程の道(堀切橋から直進してきた道)に出ることになります。そこを更に進むと、妙源寺前という交差点に出ました。暫らく振りに来たので最初土地鑑を失っていましたが、ここでようやく平和橋通りに出たことになります。この平和橋通りはずっと先へ行くと船堀街道にその名を変えるので、その人の住む地域によって呼び方が変わります。実際には一本の道なのですがね。

 妙源寺前の交差点を左に折れると、道路の上を線路が横切っています。そこまで歩くと、先程の立ち飲みの酒屋さんのところで折れたその先の地域が反対から垣間見えます。オーソドックスな店構えの、ラーメン屋さん『長門』さん。飲んで帰って来て道すがらあったら思わずフラフラと誘われそうです。

 そのまま線路をくぐるかたちで、平和橋通りを進むと、都道314号線に再び出ることとなります。もっとも、先程の交差点からは線路を跨いで250mほど北に位置する別の交差点なのですけれど。平和橋通りはそのまま真っ直ぐ伸びていて、小菅ICの出入口(銀座方面)があります。

 この交差点の少し手前にも『堀切5丁目 商和会』という商店街があります。こちらはグッと地元密着型の商店街で、手前こそお店が連なりますが、奥に行くに従って商店と住宅地が溶け込むように馴染んでいました。余り深入りせずに、もと来た道を戻ることにしました。