ラーメン大激戦区・堀切菖蒲園

宇宙センター・堀切

 『堀切5丁目 商和会』という商店街を引き返して来て、次に向かったのは都道314号線。とは言っても交差点まで戻っただけなんですけれどもね。そこから北(綾瀬方面)に歩くと、堀切でも別格の有名なラーメン店『弁慶』さんが少し先の左側に見えて来ます。

 昔仕事の都合で通っていた時には、それほど意識せずに車で通っていたのですが、それでもその名前は漏れ伝わってきておりました。浅草の言問通り沿いにあるお店が本店だそうですけれどもこちらが支店ですね。
 隣には駐車場を構えたセブンイレブンがありますが、以前はガストがあったそう。弁慶の利用客が悪用して無断でガストの駐車場に停めていたのでトラブルになり、チケット制に移行したと2ちゃんに載っていました。そういう悪いことはしてはイケませんね。たまたま昨日、糀谷のリンガーハットでも同じような光景を目撃したので余計にそうした思いが強まります。

 そのセブンイレブンの向こう側に見えるのが赤いテントに浦順、縦長の看板には大勝軒の文字が見て取れます。その距離実に2・30mほどでしょうか。間に入っている蕎麦屋さんはチョッと趣向も違うでしょうし、客層も異なりそうですから我関せず、を決め込んでいるように見えます。

 そこから振り返ってみたところ。道路は新小岩から来た平和橋通りとこの都道314号線が交差しています。この交差点を左に折れて10m程のところにエラく繁盛している居酒屋があると、知り合いに教わっていて探してみたのですけれども、その情報自体8年ほど前のものなので、幾ら探してもそれらしきものがなかったので、きっと潰れたか移転してしまったのでしょう。ここらで駅の方向に戻ってみることにします。

 平和橋通りを越えてすぐの角のところにまたしても大勝軒のお店がありました。先程のお店は『浦順』さんとなっておりましたのでこちらはまた別の系列のお店なのでしょうか?それにしてもこれだけの近距離に同じ大勝軒というキーワードを持つお店があるとは、堀切菖蒲園の街というのはラーメンの激戦区ではないかと気がつきました。ラーメンの激戦区としてはかつては環七沿いでしたが、駐車違反対策の一環で民間の取り締まりの効果もあって今では往時を偲ぶことも困難なぐらいですが、新宿駅から大久保駅までを繋ぐ小滝橋通り沿いを歩いた時にラーメン激戦区だと気がついた以来の新発見です。新宿辺りですと、言っては失礼ですが堀切菖蒲園の街の何倍、否何十倍もの通行量があるのでしょうから、逆にこの堀切菖蒲園のラーメン店の密集度が判ろうというものです。

 少し進んでホットモットの前でパチリ。駅までは100mそこそこという距離。パチンコの宇宙センターというお店の端のところです。ここにもラーメン屋さんの看板が左側に見えます。『麺屋 りょう』さんというらしいです。ここは表示板によると堀切中央通りと読めます。文字が切れているので正確かどうかは判然としませんが。

 そこから通りの向こうを見遣ると、『ラーメン 大』さんがあります。ぽぱいさんからも一緒に高円寺のお店を訪れた際にご教授頂いていたので、これが、と思い出しました。元々は『ラーメン二郎 堀切店』だったそうですが、色々な事情があって名前を変更されたとのことです。ガラス越しにはこの時刻(16時直前)にしては混んでいるように見て取れましたので、やはり人気があるのでしょう。

 チョッと進んで、またラーメン屋さんが二軒並んでいます。赤いテントのお店は『タカノ』さん、もう一軒は『天照』さんという両者対照的な佇まい。その時は気がつきませんでしたが、この『タカノ』さん、この間、三ノ輪で訪れたタカノさんと関係があるようで、ウェブで調べると同じようにラーメン¥300、餃子¥200のお得なセットがあるとの情報を仕入れました。

 小休止、とばかりに魚作さんという鮮魚店。それほど人通りは多いとはいえない昼下がりのこの通りで一人気を吐くご主人の掛け声が高らかに響きます。

 堀切菖蒲園駅にほぼ到着しました。もうこれまででも充分この通りをラーメン・ストリートに認定しても良い位ですが、ここでも東麺房というチェーン系のラーメン屋さんがあります。もうこれで100mそこそこの距離に一体何軒のラーメン屋さんがあるか判らなくなるほどです。

 道路向こうには居酒屋さんが何軒か固まっている小路があります。ここも時間がもう少し遅ければ是非とも訪れたい場所ですね。と言う訳でこれでほぼひと回りして堀切菖蒲園駅に辿り着き、ラーメン大激戦区をおおよそカバーしてきましたが、他にも中華料理屋さんも少なからずありましたから、この地域の人口に対しては非常に高密度のラーメン店地帯だと知ることになりました。