平塚駅前散策〜アーケード街、そして北口の西側、シンアップライジングにて

SHINUPRISINGさんにて

 菊水さんを後にして、進むと再びアーケード街に出ました。右に折れると、何やら良い味わいの喫茶店が出て参りました。

 一瞬スルーしそうになりましたが、その佇まいに惹かれて撮影してしまいました。その様子を不思議そうに眺めるホームレスのおじさんもおりますが、サッサと済ませて次に移動することにします。それにしてもこうした古くからあるお店は少なくなりつつある昨今、貴重な存在になりましたね。



 その先にあるのが、お茶屋さん、『茶加藤』と読めます。ドリフの加藤茶の英語読みではありません。まぁこんな下らないことに気がついたのはこの写真を見てからなんですけれどもね。
 それよりも、その時に思ったのは、『茶加藤』という屋号の前に記されている○に十一の文字。先程通って来た、丸に十の『中村屋』さんは島津藩の家紋ですからそう思ったのですが、○に十一というのは家紋であるのでしょうか?もしかするとこれは家紋ではなくて何かの商工会の通し番号なのではないかと思った次第でございます。

 再び南北の小道に紛れ込むと、チョッとした公園の隣りには大衆酒場と壁面に書かれたお店が見えます。そこの角を曲がると、実際にお店が見えましたが、大衆酒場という雰囲気ではなくどちらかというと、バルという感じのお店がそこにはありました。

その通りはまたこのように飲み屋さんがたくさん密集する通りとなっています。

 その奥には一際異彩を放つお店があります。水連洞というお店ですが一種独特なこの外観好き嫌いが分かれそうですが、いかがでしょうか?『活作りとシーフードの釣人館』とも書かれていますし、鶏飯と奄美(シマ)料理ともなっていますから、非常に興味を惹かれますが。

 その向かい側にはこれまた『釣果』という船宿料理を売りにしたお店。これまた気になるお店です。やはり湘南ならではの立地を生かした商売といえるのでしょうね。

 鳥八さんというお店。シャッターが完全には上がり切らないで途中で止まっているので、支えとなる支柱が引き抜けなくなっております。

 その向かいには市民酒場と銘打たれた亀善というお店があります。大衆酒場という言葉には思わず反応してしまうワタクシも、市民酒場というのは記憶には数少ないですね。

 これまたまだ明るいのでやや寂れた感が否めませんが、夜になったら妖しい光で幻惑するであろう電飾のお店は老郷(ラオシャン)本店とあります。開け放たれた引き戸が印象的です。

 この時にはまだ気がついていなかったのですが、先程の駅前に見掛けたお店の本店であるようです。売りは、タンメン、みそ麺、餃子とシンプルにこの三点のようです。時間的にまだ早いのでお客さんはこの写真には入らないところに2人ほど居ただけでした。

 くいしん坊というお店。ここではレバ刺し¥400の文字をメニュー中に確認しました。
 とうとう線路沿いの道まで出ました。うろ覚えの記憶では目指すお店はこの右だと思っていましたが、記憶の中にある風景と照らし合わせて、どうやら違うことに気がついて踵を返して左に進みます。

 場酒 ¥99とビルの片隅に看板が出ています。昔風に右から読ませるのか、それともヒネって『ばさか』としているのでしょうか?気になるお店ではあります。

 さてさてようやく今回の目的のお店、『SHINUPRISING』というお店に到着しました。今回はこちらのお店のこのスタイルになってからの開店一周年記念ということでお邪魔したわけです。

 今回は¥2,000の会費で飲み放題ということでしたので、まずは入口でお会計を済ませて先に来ていたItopさんとねこママさんに合流。ビールで乾杯をしていると、料理が運ばれて来ました。カウンターにも大皿に料理が並んでいますが、これも料金の内に入っているとのことで、天ぷらと刺身はお客さんが入ってから作られているようで天ぷらも熱々が楽しめました。これって安過ぎませんか?またお会計の時のチケットを持っていれば何度でも出入り可能ということで、外で飲んできてまた戻ることも可能と言う何とも太っ腹な企画です。

 Itopさんのお知り合い、ご友人も続々と集まり、空いていた店内はいつしか満席、そして立ち飲みの人も現れ、一旦三人で『くいしん坊』さんに飲みに行きレバ刺しを食べようとしましたが、既に売り切れてしまい、残念。暫らく飲んでいましたがそろそろ時間ですのでお暇を告げて、Itopさんご夫婦は再び『SHINUPRISING』さんに戻り、ワタクシは家路に着いたのでした。