上野恩賜公園を散策

東照宮@上野

 中央通りを渡り、上野恩賜公園の入り口の信号待ちをしていると広場にテントと幟が見えています。何かのイベントが行われているようです。

 写真を撮りながら信号が変わるのを待っていると、どうやら陶器市のようです。自分で粘土を捏ねて、とは思いませんが陶器は結構好きなんです。

 陶器市で難しいのは、欲しい物があっても買えばそれだけ重くなって機動力が落ちること。買う気満々で行かない限り、買った器を持って歩き回ることを考えたらそれだけでうんざりします。送ってしまえば良いんでしょうけれどもね。
 正式なこの市の名前を調べても良く判りませんでしたが、せともの組合が主催で行われているようでした。参考URL
 せともの・陶器の市とはいえ、食器全般、調理につかう木器(まな板、おひつなど)そして更には家具(テーブル・収納棚等)までも幅広いラインナップでした。

 と同時に東京の地酒を一堂に集めた試飲・販売会も開催されていました。全国各地(ただし鹿児島には日本酒の酒蔵がないらしい)にその土地土地の地酒というものがありますように、東京にも酒蔵がいくつかあります。23区では唯一『丸眞正宗』の小山酒造がありますけれど、他にも八王子・奥多摩方面には酒蔵が結構あります。
東京都酒造組合に所属している酒蔵としては

ということです。皆さんが予想された数より多いのではないでしょうか?試飲は一杯100円とのことで、ここで全ての種類を試してみるとそれだけでも酔っ払ってしまうので、今回は割愛。

 上野の公園といえば、当然ながら西郷さんですね。これは欠かせませんが改めて見ると、前に見たことがあったのかメディアの中で見掛けたのかハッキリしません。もしかして生まれて初めてのことなのでしょうか?

 『ツン、おいどんも、ヨドバシに行きたいでごわす』と言っているかどうかは不明ですが。

 階段を上っていくと広い所に出ました。上野動物園東京文化会館国立西洋美術館とどこへでも行ける辻のところに広くなったスペースがあり、そこでは『えちご長岡・佐渡広域観光フェア/丸太早切選手権体験』というのが開催されていました。新潟の主だった町や市の特産物が勢揃いなのですけれども、いかんせん行った時刻がもう16時半を過ぎて17時近いものですから、売り切れも続出。片付けの雰囲気も漂っています。

 こちらは寺泊のブース。サザエをはじめとして海産物の串焼きを販売しています。通常よりもリーズナブルに感じました。

例の山古志村のブースは人気を集めているのか焼き物は既に終了でした。焼き物担当の女の子は、Tシャツについた木炭臭を召集しようと自分でファブリーズを掛けて悪戦苦闘していました。

 ここ上野の公園内にも東照宮があり、徳川家康、義宗、慶喜各公を奉っているようです。入ったことがないので早速門をくぐって見ます。上野の喧騒からさほど遠くもないのに、これだけ落ち着いた、そして日本を感じさせる空間は海外からの旅行客からも人気があるようです。

 さて肝心の社殿はあいにくの工事中。旅行客もガッカリしているのか所在無さ気にボーっとしていました。正面手前だけが本物で、後ろの方は工事用の防御壁に写真のシートを貼り付けた書き割り状態になっていました、あらら。でもワタクシは近いのでまた来ればいいのですから。

 来た時の参道とは別の道で戻ろうとした時にうなぎの『伊豆栄 梅川亭』というお店がありました。これはなかなかの雰囲気を湛えていますね。

 ワタクシにはやや縁遠い感じのお店ですが、場所柄重宝がられるお店のようで法事か葬儀のあとのような礼服姿の家族が店の前で迎えの車を待っておりました。(まだ続く)