自転車のタイヤ交換

 少し前のある日、自転車に乗って出掛けようと空気を入れているとあることに気がつきました。自転車のタイヤはMTBなのでゴツゴツとした突起の出ているタイプで、長らく走っている内に接地面だけが削れて平らになってきます。そしてその内に平らになったゴムの部分も削れてきてしまうような状態になりますが、リムの方から見ると、こんな具合にタイヤの横の部分がいつしか裂けていたのです。
 タイヤの空気圧を上げようとチューブに空気を入れている内に弱っていたサイドウォールと言うのでしょうか、ひしゃげるように、そして裂け目が入っています。何度かこの自転車のタイヤを交換してきましたが、今までは純粋にタイヤの接地面が減ったためで、今回はこちらの方が先にダメそうだと気がついたのです。それが、数週間前のこと。タイヤレバーというタイヤ交換に使うプラスチック製の工具を持っていたのですが、どこを探しても見つからずにただジリジリと日にちだけが過ぎ去っていくのみ。しかし、ついに先日少し遠乗りしようと見てみると接地面もゴムが透けてきていました。そしていざ走り出してみるとやはり、滑らかな路面なのにゴツゴツと違和感を覚える始末。これは交換しましょう。

 タイヤレバー(3本組み)は¥510と格安。でもタイヤ自体は昔の記憶よりはややお高めになっていますが、これまでのタイヤは『メイド イン 台湾』、今回の新しいタイヤはお店のオヤジさんが胸を張る『日本製』のパナソニック謹製なのです。パナソニックというのは家電・電気機器というイメージがありますが、確かに自転車も作っていましたっけネ。何度か経験があるものの久し振りのタイヤ交換で、少々手こずりながらも無事交換を終えました。チェーンを外したりで手が油まみれになるので途中の写真は割愛、ってか一人では無理です。
 んで、手を洗って一息ついてから乗ってみましたが、これがまた雲泥の差の乗り心地。壊れたタイヤでヒイコラ苦労して乗って走っていたのが嘘のようです。