Where is the love

 昨日は朝からこんなCDを聴いておりました。
KillersKillers/Iron Maiden
21...Ways to Grow21… Ways to Grow/Shanice
What's the 411What's the 411/Mary J Blige
いつもながらとりとめのない選択です。そんな中Mary J bligeのアルバムの中に、『Sweet thing』が取り上げられているのに気が付いて(オリジナルはRufus)、すっかり忘れていたことに気付かされました。そこで次に久し振りに取り出したのがこちら、のベスト盤。

Best Of: Softly With These Songs

Best Of: Softly With These Songs

Softly with these songs/Roberta Flack R&B
彼女の大ヒットと言えば"Killig me softly with his song:邦題『やさしく歌って』"ですね。
 かなり経って(1988年)からなので、歌い方はかなり崩していて好きではないのですが。それにしてもこの"Killing Me Softly With His Song"というタイトルは直訳するといささか強烈なものになると思うのですが(むろん意訳が望ましいのですけれど)、これを『やさしく歌って』とした邦訳は秀逸ですね。*1
 またベスト盤ではDanny Hathawayとのデュエットというのが、その次に収録されています。ワタクシは
こちらのWill DowningとMica ParisのLive Ver.を先に観ていたので知りませんでしたが、これはカバーだったのですね。それにしても二人の熱唱は必見です。
 それにしても、昨日聴いていて『ところでこのベースは誰がプレイしているのだろう?』と思い、聴きながらもウェブでググってみたのですがどうも要領を得ないこと夥しいのです。ツボを心得た、というよりもリズミカルなプレイに改めて魅了されてとても気になってしまいました。曲としてはバラード〜ミディアムぐらいなのですがこのベースのお陰でとても心地良いリズムをキープしているのです。そして引っ張り出したCDのケースからブックレットをそっと引き出すとそこに正解が記載されていました。*2
 全ての曲で記載がある訳ではありませんが、この曲は詳細に記載されていました(嬉)。
"Where is the love"
Writen by & William Salter
Roberta Flack-vocals
Danny Hathaway-vocals,piano & electric piano
Eric Gale-guitar
Chuch Rainey-bass
Burnerd Purdie-drums
Ralph MacDonald-percussion
Jack Jennings-vibes
Strings and woodwinds arranged by Arif Mardin
Produced by Joel Dorn & Arif Mardin
ということで正解はChuck Raineyさんだったのですね。しかもDrumsがバーナード・パーディーさんときたら鉄壁のリズム隊です。このおじさん達(失礼!)、現在では見掛けは単なる気の良いオッサンに見えますが、ひとたびプレイすると生きたグルーブを体現できる数少ない本物のリズム隊なのです。彼らを知ったのはSteely Danでのプレイ。
Home at last from Aja
この
Babylon Sisters from Gaucho
 『Royal Scam』でもプレイしていますが、二人ずつクレジットされているので*3詳細は不明。きっと楽器演奏される方なら聴き分けられるのでしょうが。
 話は戻って、"Where is the love"は邦題『恋人は何処に』となっていますが、歌詞を初めて読み直してみました。
Where is the love
(Where is the love)
Where is the love
(Where is the love)
Where is the love
(Where is the love)
Where is the love

Where is the love
You said you'd give to me
Soon as you were free
Will it ever be
Where is the love

You told me that you didn't love him
And you were gonna say goodbye
But if you really didn't mean it
Why did you have to lie

Where is the love
You said was mine all mine
Till the end of time
Was it just a lie
Where is the love

If you had had a sudden change of heart
I wish that you would tell me so
Don't leave me hangin on the promises
You've got to let me know

[Instrumental Interlude]

Oh, how I wish I never met you
I guess it must have been my fate
To fall in love with someone else's love
All I can do is wait
(That's all I can do)
Yeah, hey, yeah

Where is the love
 どうも素直になれない恋人同士がすれ違い、別れを選択した、という内容のようですが、この場合『愛は何処(いずこ)に』の方がしっくり来るような気がしました、個人的にはですが。

*1:『彼の歌でやさしく癒して』というのが意訳ではないかと思います。

*2:普段ワタクシはこうしたブックレットは汚れるのが嫌で殆んど引き出したりはしないのです。

*3:BassはWalter Becker、DrumsはRick Marotta