上野ではしご酒1〜たきおか・大統領〜

 ここのところコメントをよく下さるみやけんさんが先日、誕生日を迎えられたとのことが記事の最後の方に触れられているのを目にしたワタクシは、これは渡りに船とばかりにそれを口実に一緒に飲むことを提案させて頂きました。そして何名か声を掛けさせてもらったのですが、直近の都合だとやはり忙しくされているのでまぁ二人だけでも動きやすいから良かろうと、上野の立ち飲み『たきおか』さんで待ち合わせをすることにしました。 
 ワタクシはいつもの要領で上野御徒町の駅に大江戸線で辿り着くと、会社の人の頼まれものの買い物をしたり、OSドラッグで消耗品を買い求め、『たきおか』さんに到着したのは18時チョイ過ぎ。携帯をチェックしてみるとみやけんさんからメールが入っており会社を出たとの事。とりあえず会社がどこかなのかは知らないまま、到着した旨を返信し酎ハイ¥290を頼みます。久し振りに来ましたが、相変わらず豊富なメニューはどれも目移りし、その安さに驚きつつカツオ刺し¥200を頂きましょう。
 間もなく運ばれて来たそれは、4切れと少々物寂しさを感じさせつつも、一人でつまむには丁度良いのですねぇ。ふと入口に目をやるとみやけんさんの到着です。あらま、意外に早い到着でビックリです。早速みやけんさんのお好きな黒ホッピーと乾杯。こちらも中身が少なくなってきて追加です。みやけんさんは煮込み¥150をつまんで、辺りの雰囲気を楽しみ始めました。今回は京浜東北線沿線を巡ってみようというサブテーマもあるので、今後の方針を打ち合わせつつも基本的に一任してくれているようで、頭の中で時間を計算しつつコースを選定し、コメントの中で出てきたすぐ近くにあるガード下の名店『大統領』へ移動。
 いつも通り、そして時間的にも一番混雑する18時半過ぎなので、かなりのお客さんがひしめき合っていましたが、何とかカウンターに二人並んで席を確保できました。ここではワタクシは農酒というマッコリをW¥560で頂き、みやけんさんは再びホッピー。みやけんさんがこのような大衆酒場にハマるきっかけになったのがこちらの支店の方だと言うから判らないものです。本店の方が遥かにディープな雰囲気が醸し出されているのですよ、とばかりにお連れしました。すっかり仕事の顔からアルコールでほど良く疲れを溶かしていく顔には知らず知らずに笑みがこぼれていました。狭い店内ですが、クサヤを焼く香りが辺りに立ち込め、思わずゴクリと飲み込みます。ワタクシ納豆がダメなんですが、クサヤは大の好物。我々は煮込みの鍋前と焼き台の目の前という最高の観覧席で焼き物の焼ける様子を眺めていますと、今回は来られなかったはずのぽぱいさんから着信。田町に仕事で出掛けていたのが終わったので軽く上野に立ち寄れるようです。しばらく待っていると、後ろからポンポンと肩を叩かれぽぱいさんの登場。とても3人分の席を直ぐには確保できそうにないので引き払って次のお店へ移動することにしました。(続く)