自家製焼き鳥のタレを実際に使ってみた

焼き鳥 タレも美味しいですよ

 少し前に某イベントがあったために作った焼き鳥のタレ翌週の実際のイベントでは予定数の焼き鳥は完売しましたが、思うほど『タレ』の指定が少なく、塩かタレを聞くだけでは殆んどの場合塩を選択されてしまいました。これは事前のアピール不足(自家製のタレを使っているとは思われず、市販のものだと認識されていた模様)、また焼き鳥は『塩で食べる方が通っぽい』という俗説をそのまま鵜呑みにしている、もしくは過去にあまりタレで美味しかった記憶が少ない、タレを使った焼き鳥を食べ過ぎて飽きてしまった等など色々な要因が考えられます。いずれにしても結果的には130本ほど焼いた中で、タレは40本ほどの割合ですから30%ほど。後半はこちら側からタレにしてみたらと勧めてみての結果でしたから、そうでなければ20%行くか行かないかのラインでしょう。

 準備段階で気分を盛り上げるために購入した常滑焼の甕は小柄ながらそれでもかなりの容量(1.8L)が入り、最初に仕込んだタレだけでは半分にも満たないのでイベントの三日前にお店の方で急遽作り足しました。残っていた赤ワインをベースに醤油とみりん、コーヒーシュガーなどを煮詰めながら味見をしてどうも今ひとつ決まらないなぁと試行錯誤しながらも、ブランデーを少々入れて煮詰めているうちに良い具合になってきました(これは昔ドラマで松尾和子*1松尾嘉代が戦後の物資不足の中で戦争未亡人として焼き鳥屋を始める際に、支援者の男からアドバイスされていることをヒントにしたもの)。
 ここで出来上がったものを最初のタレと更にブレンドし本番を迎えたのです。実際にはそれでも焼いていて足りなくなることを危惧して、再度家でも仕込んで計3回仕込みをしたのですけれども。

 さて、少し話は変わりますが約二ヶ月前に目覚まし時計を買い換えました。目覚まし時計というのは寝起きの悪い方は別にして、比較的枕元に置くことが多いと思います。ワタクシはあのカチコチと秒針の音がするのが大の苦手。スイープ式というものもアナログ式にはありますが、液晶のデジタルならこの問題を解決してくれます。ということで、10年来使用してきたものも最近ではチョッとした刺激で鳴ったり鳴らないことも(接触不良か?)。電池の持ちも悪くなってきたことでもあるし、と近所のヨドバシカメラ錦糸町店へ行くと、これがまた豊富に、そして廉価に揃っているものです。選んだものはカシオのもので、時刻・目覚ましの機能はもちろんのこと、このように温度計や電波時計の自動時刻修正機能まで付いて¥980というのですから驚きです。
 これは昨日の夕方16時過ぎに撮ったものですが普段ワタクシ、家に居るときはエアコンを付けません。寝る時だけタイマーにしてドライにして2・3時間稼動といったところでしょうか。いやに暑いと思ったら、こんなに部屋の中は暑かったのですが、昼間に買って来た鶏肉が冷蔵庫の中で待ち侘びているので、七輪に炭火を熾しました(←もう、バカ決定)。

 ブラジル産¥89/100gの安い胸肉を皮をはいでからほど良い大きさに切り分け、串打ち。一本辺り45〜48gほどでしょうか。軽く塩をしてから網の上で焼き始めました。下味があるほうが味がしっかりするかと思ってのことです。実際にはやはりやや塩辛さが立ってしまったので、これは本当に薄くするか、タレの方がこなれるのを待つかでしょうね。
 それでもしばらくして良い具合に(両面で7・8割ほど)焼けてきて、一度タレにくぐらせ再び炭火の上に。タレを定着させるとともに香ばしくする狙いですね。この間にも熱は肉にも通りますのでタレを付ける前の焼きは少し甘いぐらいで抑えないと肉がパサパサになります。
 ほど良い頃合で、もう一度タレにくぐらせ表面を乾かすぐらいの気持ちで炙って、頂きま〜す♪。安いお肉ですがやはり冷凍物の市販の串打ちしたものとは比べ物にならないほど、鶏肉がジューシーで良いものでした。 

*1:読み返して考えてみると明らかに筆者の間違い。正しくは松尾嘉代さんです訂正して、ご本人、及び関係者の皆様にお詫び申し上げます