久し振りに浅草へ

つ満亀さん 浅草

 昨日の土曜日は久し振りに気持ちよく晴れた一日となりました。家に日がな一日居るのももったいないと、思い立ったのが久し振りの浅草行き。家からは歩いても行ける手頃な場所でありながら、行き始めると通うくせに、結構ご無沙汰をしておりました。
 吾妻橋を渡る頃には、無数の観光客がアサヒのビルと今建設中のスカイツリーを撮ろうと橋のたもとからギッシリ詰め掛けていて通りにくいこと甚だしいです。こちらは毎日見慣れているので特に感慨も無く混雑する群集を避けて、雷門前を通過し『すしや通り』方面へ。普段はこの辺りは通らないのですが、久し振りにここら辺をマークして見ることにしました。
 ほう、こんなところに銭湯があるのですね。路地裏に銭湯を発見、『蛇骨湯』と書かれていますが調べると『じゃこつゆ』と読むそうです。しかも、天然温泉の文字が燦然と輝き、まだ新しさが窺える木彫りの看板が目立ちます。こんなところで天然温泉というのもやや疑問ですが、浅草観音温泉というのも花やしきの近くにあるから満更でもないのでしょうか。東京都内では掘れば黒湯が出るというので、結構『沸かし』の温泉もあるようです。そういえば近所にも天然温泉と書かれた銭湯がチラホラあったり。昔はこうしたのは温泉とは名乗れずに冷鉱泉だったり鉱泉と言っていたのが、法律の改正で温泉と名乗れるようになったと聞いた事があります。
 こちらも実に心惹かれる佇まいの中華料理屋さんの『偕来(かいらい)』さん。『最も安い ぎょうざ たんめん スタミナの素』と心動かす惹句(古い言葉ですね、いわゆるキャッチフレーズです)が店頭の看板に。まだ昼ご飯を食べていないので、非常に、本気で入りたかったのですがチョッと飲みたい気分で浅草に来ていたので今回はパス。でも本当に後ろ髪を引かれるとはこのことだという思いを強くしてお店を後にしました。今度はここ目当てに来たいものです。ビールに餃子、そして〆にタンメンで決まりですね。


 こちらもまた路地裏で見掛けた、そして一度は通り過ぎそうになったけれども見過ごすことの出来ない看板を見つけました。レストランの文字の横にバーを併記したかっただけなのでしょうけれども、バーの文字がビローンと言わんばかりに伸びた『ねも』というお店。こちらは旧店舗のようで、もう少し広い表通りに面したところに新店舗があるので繁盛しているのでしょう。


 最近ではこうしたレトロ風な内外装のお店が増えていますけれども、『豚とことん』というお店。一瞬見逃しそうになりましたが、いまだに昭和の雰囲気、そして現在の平成の年号を昭和で換算した創業年を記載したお店というのも増えているように思います。
 こちらで驚かされるのは、『売り切れゴメン』ではありますが、牛すじ煮込みがなんと¥10。まだ開店前の時刻でしたので残念ながら実食できませんでしたが、こちらも要チェックなお店ですね。



 こちらはワタクシにとっては何ともフォトジェニックな佇まいのお店。『つ満亀』で『つまがめ』さん。暖簾も掛けられ、営業なさっているようですが扉は開け放たれお店の中が丸見え。お店の方の姿が見えなかったので入るのを躊躇しました。でもこうしたお店はとっても気になるのです、ワタクシは。微妙にというにはやや気が引けますが、ワタクシが傾いでいるのではなく、お店自体が。これは凄いですね、中の階段はどうなっているんでしょうか?とっても気になります。

 浅草ROXの裏側にある、普段は何に使っているのかよく判りませんが金網に囲まれた広場ではラジコンの大会が繰り広げられていました。以前はバスケットボールを楽しんでいる若者を見かけましたが。

 その広場に対峙するのは浅草の洋食の名店『ヨシカミ』さん。『うますぎて申し訳けないス!』のキャッチフレーズでお馴染みですね。あまりにも有名でトゥーリスティックなので以前は避けていましたが、姉が遊びに来た時に入ってみたら、本当に旨かったので驚いたことがあります。
 さてさて散策はここら辺でお仕舞いにしてそろそろ何か食べに行きましょうか。(続く)