I don't Know what Jazz is?

 昨日の朝のこと。いつものように羽田方面に高速道路上をトラックで走っておりました。あいにくの渋滞状態ですが、こんな時はジタバタしても仕方がないので大人しく比較的空いている右側の路線(湾岸線は左側が出入りが激しい)をじりじジリジリと進んでいました。ラジオはいつものようにInterFMにチューニングをあわせて、ちょうどピーター・バラカン氏と柳井麻希嬢の『バラカンモーニング』がオンエア中。するとこの曲が紹介されていました。

1. St. Thomas
2. You Don't Know What Love Is
3. Strode Rode
4. Moritat
5. Blue 7
 Jazzの名盤として定番中の大定番である、日本では"サキコロ"との略され愛される一枚だそうです。この中から#2の"You Don't Know What Love Is"がプレイされます。曲が終了しP・バラカン氏が『うっとりしますね』とコメントし、ワタクシはずっこけちゃいました。というのも、このCDを買って以来、数えるほどしか聴いていません。もう泣く子も黙る、ジャズのガイド本で傑作中の傑作として取り上げない本はないほどなので、期待して聴いたのですけれども、これが全くワタクシの予想を裏切り合わなかったのです。
played by Sonny Rollins
"You Don't Know What Love Is"もスタンダードの名曲ですから、他のプレイヤーで聴いたことはあっても、S・ロリンズのものはかなりコッテリ気味の解釈で一度聴いたら暫らくは満腹で要らない、という感じ。事実、この曲以降はCDをチェンジしてしまい、最後までは聴いたことがないのです。
これはあくまでもワタクシの好みに合わないだけなのでこの演奏自体評価を下げるというものではありませんが、ワタクシはJohn Coltraneの"Ballads"に収められている演奏の方が好みですね♪

"You Don't Know What Love Is" played by John Coltrane
Ballads

Ballads

 もう一つ、Chet BakerのこちらのVer.も昔から好みです。男ながら中世的な歌声で、人によってはオカマっぽいと受け付けない人もいるようですが。

"You Don't Know What Love Is" played by Chet Baker
LET'S GET LOST

LET'S GET LOST

 多岐に渡って色々なジャンルの音楽を聴くワタクシですが、今日のタイトルはこの"You Don't Know What Love Is"(直訳:貴方は恋とはどんなものかわかっていない)をモジってつけてみました。