駒沢公園デビュー☆東京ラーメンショー2010

 先日我らが『にこけん(日本煮込み研究会)の楽笑さんから一通のメールが来まして、3日文化の日駒沢公園でラーメンショーがあるので、それに便乗して青空の下、爽やかに飲みましょうとのお誘いがありました。たまには外で飲むのも悪くはないと、二つ返事で参加の意を表しました。
 駒沢公園は最寄りの駅が東急田園都市線駒沢大学駅で、錦糸町からは半蔵門線経由で約30分とアクセスもしやすいのです。駒沢大学駅付近は馴染みがなく、過去に受験で一度来たことがあるだけ。事前に下調べをして駒沢公園に行きましたが、駒沢公園といいつつも駒沢オリンピック公園というのが本来の名前だそうで、地図を見るとこれがなかなかに広い公園です。

大きな地図で見る
 Googleで検索すると駅からは7・8分となっていましたが、分岐する場所を間違えたらしく、思いの他歩いていくと時間が掛かりそろそろ間違えたかも、と戻るかどうしようか迷った頃にようやく東口のゲートに到着。指定されたぶた公園に行くと楽笑さんがいました。しばらく話をしながら待っているとぽぱいさんもやって来て、早速会場に出向きました。

 東京ラーメンショー2010は昨年、3日間の開催で10万人の集客ということで今年は5日間で倍の20万人を見込んでいるそうです。11時の待ち合わせで、会場に着いたのが11時半ぐらいですが、かなりの長い行列が出来ているお店と、まだ比較的空いているお店とがありました。それにしても良いお天気に恵まれて幸運でした*1
 もう一人ウッチッチーさんの到着を待ち、食券(4枚綴り:¥3,000各店共通)を先に購入しました。暫らく待っていると時間も正午に近くなり、行列の長さも増して来ました。

 一番人気は「せたが屋」「一風堂」「蒙古タンメン中本」がコラボレートしたお店で、段違いの長さの行列が出来ていました。我々はそれぞれ好きなお店のラーメンを持ち寄り、一緒に食べるという目的があるので、誰かが早く、誰かをまちぼうけというのは望ましくはないので、人気店はパス。

 ワタクシがチョイスしたのは『富良野 とみ川』というお店。どこが良いかそれほど詳しくはないので行列に並ぶ人の少なさが決めてです。10人ほど待ちますが、メニューは一本に絞られえいますし、余計なトッピングもなくそれほど待たずに完成。

 細麺のせいか茹で上がりに時間が掛からずに待ち合わせの場所に一番乗り。こんな場合には余り嬉しくないような複雑な気分です。後で味見をしてみるとこちらのお店は地産地消を標榜しているようで、北海道産の小麦を使い、胚芽というのか全てを使ったいわゆる全粒粉というのでしょうか、麺には斑の模様がありました。写真を撮り待っていると、ぽぱいさんがやって来ました。お、煮玉子が半熟で良いねぇ、とすかさず反応していました。



 ぽぱいさんが選んだのはラーメン大のお店。長尾中華そばという青森のお店と、ラーメン大のコラボレーション。上のトッピングの南部せんべいがアクセントになっているようです。麺はラーメン大のゴツッとした麺にスープは魚介の効いた出汁で、いわゆるラーメン大のイメージで食べると予想を大きく裏切られます。これが吉とでるか凶とでるのか食べる側にとって微妙なラインです。またラーメン二郎〜ラーメン大などのお店ではマシマシ、などのテンコ盛りの茹でたモヤシ・キャベツがトレードマークになっていますけれども、その片鱗は窺い知ることの出来ない、至って普通の付け合わせとしてのもやしが形ばかりに上に添えられていました。


 ウッチッチーさんの選んだものは海鮮が乗った白湯(パイタン)風のスープのラーメン。北陸のお店だったようです。北陸ラーメン博『氷見ラーメン』と『なん・なん亭』というお店のコラボレーション。しかし、ここまで味見をして来て思ったのですが、コラボレーションというのも、元のお店の味が判っていればこそ、の企画でせいこうしそうなもので元の味を知らない者にとっては、どう受け止めていいものか困ってしまいます。これがどちらのお店の特徴なのか、これがシナジー効果でより美味しくなっているものなのか全く判らないのです。丼の端にビタッと付着している茶色のものは、意図的に添えられたもので、何かの(恐らくは海老のみそ)ものを添えてあるそうで、決して醤油ダレなどが垂れた物ではないそうです。

 最後にやって来た楽笑さんのラーメンを待ち、芝生の広場へと移動。撮影を済ませて持ち寄った各自の飲み物を用意して乾杯。すっかり麺が伸びてしまいましたので麺についてはコメントできませんが、スープは各店それぞれ違いがあり4種類それぞれ興味深いものでした。
 楽笑さんが選んだのは『富山ブラック 麺屋 いろは』というお店のもので、富山ブラックは本で読みとても興味を持っていました。タップリの胡椒と味と色の濃いショッパめの醤油味のスープが特徴だとか。味見させてもらうと見た目ほど濃くもなく意外と普通。どれもイベント用なので、オリジナルの味をお店の通りに再現できているのかは不明ですがイベントとしてはこんなものでしょう。

*1:本日11月4日はとても風が冷たく雲泥の差なのです。