秋葉原・神田・秋葉原

麺屋武蔵 秋葉原にて

 昨日の金曜の仕事上がりにはいつものように都営新宿線に乗り秋葉原へと向かいました。一週間の終わりなので疲れた身体で錦糸町に帰り、馴染みの店でグラスを傾ければ良さそうなものですけれども、それでは行動範囲が狭まるというもの。老体にムチ打ち遊びに出掛けなければ縮こまってしまいます(笑)。
 それはともかく、何をしなくとも秋葉原に出掛ける、もしくは御徒町・上野辺りをぶらつくというのはどこか祭りの夜店をあてもなくぶらつく楽しさに通じるものがあると思います。子供の頃、お祭りと言いつつ神輿担ぎを見物なんてしたことがなかったし、そんなことがあることすら知らなかったぐらいでした。北海道では歴史が浅い分、そういう文化が根付かなかったのでしょうかね?それとも身の回りにそういう興味がある人が居なかっただけなのか?いずれにしても小学生ぐらいの頃、お祭りというと昼間からでも出ている出店を巡って金魚すくい&スーパーボールすくい、型抜き、射的、そして妖しげな色合いのコーティングを施されたチョコバナナやリンゴ飴などのおやつや、イカ焼き・トウキビ(トウモロコシ)を焼いていたりと子供の乏しいお小遣いを使い切る訳には行かないので、せいぜい型抜きに膨大な時間を費やすつもりで挑戦してから、下見をして一旦帰宅し、夜の部に親同伴(スポンサー)で出かけるというのが定番でした。
 閑話休題
 今回は買い物をするものが決まっているのではなく、下見が目的ですからラジオセンター内の小さなお店で抵抗を眺め、さて秋月・千石さん辺りに移動しようかと思いましたが、そういえばどのくらいの耐圧が必要なのか調べていないことに気がつき、急速に部品探しに興味が失せてしまいました。そこで万世橋を越えて久し振りにヒノオーディオさんに出向きました。

 少し前から改装が始まっているようで、久し振りのお店は以前とは変わりましたね。SPユニットだけのお店もキレイになり、その地下に大型ユニットとオリジナルBOXのお店が入りました。以前から聴きたかったEVのユニットを聴かせてもらったり暫らく店員さんと話して、いくつかの重要な改善ポイントを教わり満足して、そろそろ神田方面に向かいます。
 ヒノオーディオさんの前の一方通行の通りを渡ると何か変わった自動販売機群があります。自動販売機はそれほどでもないのですが、そこに取り付けられたPOPというのでしょうか、店主さんのコメントが奮っているというのか。

『ポップコーンは弾いてもいいですが、拳銃は弾いてはだめです。
              銃器対策課 弾丸 玉子』

 川の向こうには万世警察署があるというのが関係しているのでしょうかネ(^^)。
 ガード下沿いの道を真っ直ぐ南に下り、神田駅方面に向かいます。時刻はまだ19時前、先週入りそびれた『酔ってけ』さんにまず入り、19時までのお得セットを注文。ドリンク*1一杯と、焼き物3本、お通し(キャベツポン酢ダレ)、刺身(サーモン3切れ)、煮魚(恐らく鯖?)が昨日のセット内容でこれだけ揃って¥980。これは絶対のお得と言えるのではないでしょうか?チューハイ¥300を追加して充分楽しめました。

 お次のお店がなかなか決まらず、今回はできるだけ今まで入ったところではないお店を探すことをテーマにブラブラしてみました。しかしこれといった決め手が見つからず、かなり神田駅界隈から外れて、そろそろ小川町方面にも差し掛かりそうな、いつもは神田西口通りに向かって通り過ぎてしまう辺り、暗闇にポッカリ浮かぶ明かり。ホッピーの幟が旗めいていてそろそろ歩き疲れてきたので丁度良いやと近付いていくと外のテーブル席には外国人客が多数占めていて、店内の立ち飲みスペースはガランとしています。ワタクシはむしろ立ち飲みが好きなのですから好都合です。

 カウンターの焼き台のある向かい側辺りに陣取り、ホッピー¥300を注文します。程なくして届いたホッピーを飲みながらマスターの後ろにあるメニューをチェック。 魚LOVEなワタクシにとって偶然にしても好みにピッタリなお店に入ったようです。刺身が¥300からとリーズナブルな割に産地を明記した新鮮な魚が揃っています。聞くと単品ですと量は多く、刺身3点盛り¥650は若干枚数が減るものの、トータルではお得感がありそちらをチョイス。仕事を眺めながら、待つとやって来ました。

  • イワシ(千葉)
  • 黒ソイ(北海道)
  • メダイ(長崎)

とこれだけの内容で¥650なら納得、大サービスの内容ではないでしょうか?
 
 こちらがドリンクのメニューですが、フードのメニューを眺めても握りだとかあるので、マスターにお寿司屋さん出身ですか?と尋ねると正解。これなら安心とマグロの握り¥100/貫を2貫お願いしました。マスターと思いの外話が弾み、居心地の良い時間を過ごさせて頂き、また仕事の確かさにも感銘を受けこれは良いお店と巡り合えました。
 もうここで居酒屋巡りは満足し、いつものようにMALTANでウィスキーを引っ掛けると何だか神田も馴染みの店が出来て嬉しいものです。

 それでも夜風に吹かれて、ブラブラと歩いていると再び須田町交差点方面に向かいます。ついにというか煮込み¥1のお店なんかも発見して、デフレとはいえこれはヤリ過ぎかなぁと苦笑しつつ、それでも店内は混んでいる模様。
 そしていつしか再び秋葉原へと通じる万世橋を渡り秋葉原に到着。こうなるとどこか、と辺りを見回すと赤い看板の麺屋武蔵があり、知っては居ても今まで入ったことないですね。ついつい大盛り無料に乗せられてラーメン大盛りを注文。満腹の腹をさすりながら秋葉原の駅に向かったのでした。

*1:以前はホッピーもOKでしたが今回はダメになっていました。サワー、生ビール、お酒が選べます