半田ゴテ新旧比較

Made in Japan

 ここのところ足繁く通っている秋葉原・神田界隈なのですが、部品を買いに行くのは良いのですけれども、一向に何か出来上がる気配がないというツッコミが入りそうな予感。ムハッΣ(゚Д゚ )!
 まぁそれはともかく買うことは楽しいのですね。予算があろうとなかろうとショッピング自体が楽しいのです。しかしそろそろまともに形にしたいなぁと思いつつも、電子部品を組み立てる際に必要となる半田ゴテ。これがどうも本調子ではなく使いにくいこと夥しい。ひとつは数年前に購入した40Wのものなんですが、これは熱量は多くて良いのですが、電子工作よりも電気工作、例えばRCAプラグなんかの接続をするのには適していますが、それより熱に弱い電子部品にはもっと小さい20Wぐらいが適しています。20Wの半田ゴテも持っていますが、数十年前のシロモノでもち手とヒーターの軸部がグラグラして使いにくいのと、コテ先の熱がうまくいっていないようで使うのが一苦労。調べてみるとヒーター部分やコテ先の交換部品もありますが、半田ゴテ自体の値段とそれほど変わらないので買い換えてみることにします。ちなみに千石電商さんで¥850です(嬉)。

 コテ先の小さい半田ゴテは意外と軽いので収まりが良いようにクロスして配置してみました。グットのKS-20というもの(旧)とKS-20Rというもの(新)。新しいものはまだ未使用、パッケージから出しただけなのでとても綺麗。

 こちらが古い方のラベル。KS-20の方です。

 こちらは新しいKS-20Rのラベル。形や貼り付けられてる位置から方向までまるで変わっています。

 次に最大のポイント、コテ先の形状を較べてみましょう。古い方(左側)はなんとなくなだらかにスラントしていますが、新しい方はかなり鋭く尖った先端を持ち、また軸部分の長さ自体もやや新しい方の長さ自体も長くなっています。

 もち手の部分が大きく変わっていることがお分かりでしょうか。モールドというのでしょうか、それ自体の変更で斜め分割から横分割に変わっています。軸部を挟みこむ形でこの水色のもち手は取り付けられていますが、そのネジ止め方式もネジとナット→ネジ止め(本体にネジ切りあり)と部品点数を減らして原価低減に繋げているようだと考えるのは邪推でしょうか?

 軸部のヒーターからの放熱孔部分。左側が古い方ですが、孔の大きさが明らかに変わっていますね。これは放熱効果も格段の差があることでしょう。

 コンセントプラグ。古い方は今度は右側。新しい方の左側はスマートになっています。耐圧なんかの定格は変わらず7Aの125Vとなっています。コード自体もややすんなりした印象。

 さてそんな新しい半田ゴテで何を製作中かと言いますと、こんなモノを作っています。H型アッテネーターというもので実際使ってみて、実にいい具合です。やはり古いのはうまくハンダが溶けなかったりで壊れていたのでしょうね。なんたって、ン十年前のものなんですから。