門前仲町へ

富岡八幡宮 富ケ岡の表記が

 正月もろくに出掛けることがなく自宅に引き篭っていたのですが、冬空の中折角晴れた天気に家に篭っているのも勿体無いとばかりに出掛けることにしました。目指すは、そうですね、久し振りに門前仲町へでも参りましょう。年明けは浅草で迎えたのですが、比較的手頃な近場でこうした趣きのある場所というとここが思いつきました。亀戸天神社もありますが、散歩と言うには近すぎますもんね。
 日が傾き始める頃、バスに乗りやって参りました。バスはあいにくと直接乗り込む路線ではなかった*1ので、地下鉄東西線木場駅前から運動不足の解消のため歩くのです(苦)。

 ひたすら永代通りを歩くこと10分強ほどでしょうか、まずは富岡八幡宮に辿り着きました。予想通り出店がズラリと並んでいます。

 時間としては15時半を過ぎたあたり、お腹も空いていないし、かと言って入らないという訳でもありません。何か興味を惹くようなものでもあれば、吝(やぶさ)かではないという状況。しかし、年末年始の時にも思ったけれど、やはりこうした屋台のクオリティと価格を鑑みたときに、つい財布は固く閉ざされてしまうのですね。

 鳥居をくぐると、参道には左側に神輿が展示されている場所もあり、その両側にお店があります。その神輿の手前に伊能忠敬の像がありました。これは何でかな?と思い調べましたところ、

深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行出発にあたっては必ず当宮を参拝していたことから縁りの地であるこの八幡宮銅像が建てられました。
                      〜富岡八幡宮公式ホームページより〜

とのことで、この地域に住んでいたのですね。確か出身は千葉の佐原辺りだったと記憶しています*2

 少し進んで同時開催の骨董市にて。何故か神楽坂駅の表示板というか看板が売られていました。なんでこんなものが売られているのか、と首を傾げたくなるようなものが骨董市では売られているものですね。うーん、ここは門前仲町です、言うまでもなく。

 んでもって、ドバーンって感じで富岡八幡宮の御本殿です。ちなみに調べたら『東京都最大の八幡神社』ということです。ワタクシ神社・仏閣マニアではないので、八幡神社が何たるかは存じ上げません。
 もう一つ、門前仲町といえば有名なものがあります、深川不動尊です。成田山の別院だそうで、Wikipediaで調べて読んでは見たもののあまり理解出来ない複雑な経緯があるようですね。

 久しぶりに来たので、ハテどこだったかなと遠回りして辿り着きました。実際には先程の富岡八幡宮から横手の道で繋がっているのですけれども、ここはやはり正面から行きたかったということで。

 こちらでは、浅草寺でもお馴染みの煙がモウモウと立ち込めています。凄まじい煙でご利益があるというよりも、何か身体に悪いんじゃないかと大急ぎで立ち去ります。いや、もう煙い煙い、コホコホ(´Д`) =3

 やはり時期的に初詣なのかお参りする列が本格的に出来ていてワタクシは傍から眺めるのみにしておきます。さてこれで見る所もお仕舞いだし、と振り返るとこんなモノが。

 少し中途半端ですが、『開創310年』ということで、新本堂が建立されたそうです。総事業費30億円って、どこから出てきたのでしょうか?

 そう思って見直すと非常に斬新なデザインの新本堂。何文字というのかインドあたりの文字をかたどった外装。個人的には微妙過ぎますが、皆様にはどのように受け入れられているのでしょうか?それでも久し振りにきた門前仲町、結構楽しめました。生憎の日曜日で飲み屋さんが殆どお休みだったのが残念。一軒引っ掛けて、錦糸町に戻ったのでした。

*1:錦糸町駅発なら門前仲町へと乗り入れるバスがある。

*2:伊能家の婿養子となったため。生まれは九十九里だそうです。