新橋・加賀屋へ

煮込み@加賀屋・新橋店

 新橋の立ち飲み屋さんでは別格の人気を誇るといわれる竜馬さんを出て向かった先は、これまた食べログなどのレビューで高得点を叩き出している『大露路』という居酒屋さん。

 地図で見るとそれほど離れているわけではなさそうです。新橋3丁目交番の交差点を原点とするならば180度回転した辺りとでも言いましょうか。
 辿り着けば、やはり外に並ぶ人の影が。最近では有名なラーメン店での行列は、さほど珍しくはなくなってきましたけれども、ラーメンというのはある程度食べる速さというのは決まっているので、回転するペースも計算できますが、居酒屋さんというのは立ち飲みでもあるまいし、その人の飲むペースというのは計算できません(><)。二時間制とかにしているチェーンの居酒屋でもないですしね。
 辺りの風景はこんな感じ。ここのところワタクシがホームのようにして通っている神田と並び流石はサラリーマンの聖地と言われるだけあって、いやぁ、お店が花盛りですね^^b。周りにはいくらでも酔客を迎え入れるお店があろうというものです。

 こんな光景は、地方の盛り場でも珍しくはないのですけれども、線路をはさんだ向こう側の、近代的なビルが絶妙なコントラストを見せております。

 さて代案としてぽぱいさんが考えてきていたのは(当初からその時間帯に大露路さんにはすんなりとは入れるとは想定していなかったので)、加賀屋新橋店です。こちらのお店、ワタクシは昨年一人で新橋の飲み屋街を巡っている時に見掛けていたのでおおよその場所を把握していましたが、ぽぱいさん曰く、新橋には二軒あるんだよ、とのことで今調べてみると、加賀屋さんのホームページでは汐留側のニュー加賀屋さんが掲載されていますの(謎)。同じ加賀屋さんが一つの駅の近くにある場合、後発がニュー加賀屋さんを名乗るとは聞いたことがあります。細かいことは気にしないで入りましょう、二人に遅れをとってしまいますからね。

 うはぁ、店内は熱気でムンムンとしています。ほぼ満席で厨房との接点であるデシャップのすぐ脇に補助椅子を投入して席を作ってもらいました。店内を見回していたぽぱいさん曰く、ほぼ9割がネクタイ・スーツ着用とのこと。残る1割は、女性がほんの一握り、そしてラフな格好のワタクシは場違いな感じ。まぁ気にしないで行きましょう^^;)。

 こちらでは再び、ホッピーで乾杯、やはり加賀屋さんと言えば定番のやや甘めの味噌味の煮込み。トロントロンに柔らかく煮込まれているもつは臭みもなく良い感じですね。ねぎもたっぷり載せられていて、これがこちらの名物になっているとは後で知ったこと。

 レバ刺しも、鮮度抜群、共に大好物のみやけんさんも思わず笑みがこぼれる逸品。続いて運ばれてきたのはスタミナ焼きの生ネギがけ(¥30円アップ)。画像でお分かりの通り、すっかりネギで覆われ何だか判らなくなるぐらいです。ネギ嫌いの方が見たら卒倒しそうなぐらいです。その上からタレを掛け回してるようです。ネギは辛味を抜いてあるようでしたがいささかこれはやり過ぎかなぁとと言う意見もあり、賛否両論。見た目のインパクトは大きいですけれどもね。

 正式なメニュー名は判りませんがハムカツ玉子も名物の一つだそうです。一瞬何が来たか判らなくなるぐらい、ドーンとオムレツ状の玉子、そしてたっぷりのトマト(ケチャップ?)ソースに、付け合せのキャベツ、そしてその玉子の下に隠れていたのが厚切りのハムで作ったハムカツ。これもまたインパクトありますね。一人で来たなら、この一品で満腹になってしまいそう。残念ながらワタクシはハムを含めて加工肉は口にしないのでお二人で分けてもらいました。それにしてもすごいボリュームでした。

 最後に頼んだのは〆鯖。かぶら漬けとかなんとか書かれていたと記憶してますが、詳細の記憶・記録がありません、残念。やや締まり過ぎではありますが、さっぱりして口直しには最適。さてそろそろ河岸を変えて次のお店に参りましょう。《まだ続く》