久しぶりの練馬にて

よってけ・練馬にて

 桜台の元坊さんのお店を出た我々一行(濱鯨さんみやけんさんは、大門通りと呼ばれる練馬駅まで続く商店街をテレテレっと歩きます。別にテレテレではなくても良いんですけれど、ダラダラではないという雰囲気をお伝えしたくて。

 練馬駅前の千川通りを越えた辺りで何とはなしに、四文屋さんへ行こうと話がまとまっていました。ワタクシが知っているのはこちらと、金ちゃん、加賀屋さんぐらいですがみやけんさんも四文屋さんへは是非訪れたいと思っていたようでした。厚いビニールに囲まれたお店は、相変わらずの人気店振り。
 三人ということで外側のテーブルに席を構えて、早速の乾杯です。あいにくこちらではホッピーがないので代用の栄養ドリンク(笑)です。っていうかホッピーの代用で瓶ビールを頼むというのは笑えますね。本来ビールが高級品だった時代、ビールの代用品として開発されたはずのホッピー。我々にこけんメンバーの中ではこよなく愛する人達が多いのです。
 モツにこだわりがあるこの四文屋さんは、中央線沿線、西武線沿線を中心に展開しているもつ焼きやさんですが、東京東部にも進出して欲しいぐらいの良心的なお店です。でもこうしてたまに訪れるから良いのかも知れませんね。ガツ刺しを頂きました。

 他にもモツの刺しものはメニューにあるのですけれども、あいにくの日曜日。ツブしてからの日数が経っているのでレバ刺しはNG、レバテキならばと、軽く表面を炙ったものを提供してくれました。こうしたお店は意外と見掛けることがありますが、レバ刺しとはまた異なった趣向を感じられ、目先が変わって面白いものです。でもやっぱりレバ刺しをその後に食べるとやはりこれだと、溜飲を下げるのですけれどもね。

 やはりこの3人ですと、と煮込みを頼むことになりました。もつ煮¥350也。値段の割にやや少ないかも、です。ワタクシもあちらこちらで食べ歩いてきているのでついつい比較してしまうのはイケない癖。でも一人客ならちょうど良い量でしょう。柔らかに煮込まれたもつは文句なしの出来栄え、伝統的なもつ煮込みです。
 さて、桜台Tapasで自慢のハイボールを大分きこしめして来たみやけんさんはそろそろOut気味。あまり遅くならないうちにと、ご帰還される運びとなりました。練馬駅まで帯同してそこでお暇を告げると、再び残った濱鯨さんと盛り場に戻ります。
 何となく以前から気になっていた路地の一角に、ホッピーのノボリを発見。『よってけ』というお店です。よってけと言われれば、はいそうですか、という気分になろうというもの。いやぁ、まぁ若干の脚色はあるものの、ホッピーが飲めるとあっては看過することはできません。

 気が付くと店内奥のカウンターの席に二人は収まっていました(苦笑)。というのは大げさですが、でも帰宅してから写真を見返すと、四文屋さんの煮込みの後に、事実、この写真を見たときはビックリしました。どんだけ煮込みが好きなんだろうって!でもこちらの煮込み、お店の表記ではもつドーフ¥480ですけれど、このタップリした佇まいなら煮込み好きであるならば心踊る光景ってものでしょう。下の方に豆腐がひっそりと出番を待っているのですよ♪

 いつもは頼まないようなチャーシューなんかが映っているし(笑)。ここらへんから記憶は怪しくなっています。でも柿ピーをつまみながら和やかに、濱鯨さんと久しぶりの再開をゆるゆると楽しみながらいい時間を過ごせました。昼間からの長丁場の飲みでしたからここらで帰ってもまだ大した時刻ではなかったのですけれど、案の定大江戸線で眠りこけてしまい、気がついたら大門。反対のホームから乗り換えて又しても乗り過ごし、を繰り返し何とか家路に着いたのでした(恥)。