2011年 春の膳

Mさん宅にて

 先日、いつもの飲み仲間を集めて、川崎探検隊でもお馴染みのMさん宅で飲み会がありました。昨年末の新居引越し御披露目以来のことです。今回は内々で、極親しい仲間だけ、当初の参加予定メンバーも流動的で、結局北極会メンバーであるYちゃんがスタートに間に合いました。
 夜の仕事であるMさんに朝から仕入れで出掛けてきましたけれども、あいにくその日は仕入先が不運にもお休み。せっかく早起きしたのにねぇと、とボヤきながらMさん宅近くまで戻りスーパーで食材を買い求め帰宅。自分で持ち込んだ昆布と鰹節で出汁を取りながら買ってきた食材を下拵えし大急ぎで料理を進めていきます。仕事以外ではMさんは特に料理をする方ではないので、全て一人でまかないます。

 春が近いので食材もそれらしいものを選んでこの日のメニューは

  • ふきの翡翠
  • 菜の花の辛子和え
  • 豚しゃぶの冷製
  • アジのなめろう
  • 天然鯛のカシラ あら煮 ふきの炊き合わせ
  • チリメンジャコと大葉の焼おにぎり そしてそのお茶漬け

といったラインナップ。いつもは作るだけで写真は撮れないのですが、今回は最初だけ撮ることに成功しました(嬉)。
Mさんが作ったのは、鶏ささみ 大葉はさみ揚げ。梅ソースはワタクシ作。

 アジは型は良かったのですが値段が高く、、3尾を分けてもう一つ酢締めもつくろうと目論んでいましたが、すでに力を使い果たしたのと、さばくとそれほど大きくないので全てなめろうにしました。逆にタップリのなめろうになりましたが。アジを三枚に下ろし、細かく切って大葉、味噌、生姜と一緒にひたすら包丁で叩くだけ。

 今回自分でも気に入ったのがこの菜の花の辛子和え。茹で過ぎないように気をつけながら菜の花を茹で、ザルにあげると自然冷却で冷まし、手でぎゅっと絞り、醤油を軽くかけて5分ほど放置。水分が出るのでその後更に手で軽く絞って、昆布と鰹で取った出汁と醤油、そして辛子を混ぜたものに和えて完成。辛子の風味、菜の花のほろ苦さが相まって実に良かったですね。