Set the night to music/Roberta Flack

 先日のFleetwood Macの記事を書いている時に、CDラックのCDを取り出し、また元に戻しているととなりのRoberta Flackのコーナーに目が行きました。所有している中でもベスト盤を比較的よく聴きます。選曲も手堅いしお手軽に長い歴史を俯瞰できますからね。

Best Of: Softly With These Songs

Best Of: Softly With These Songs

 しかしながら、このアルバムを購入する少し前に出されていたアルバムが実際には学生時代に初めて買った一枚。ここ何年か聴いていなかったのでその存在すらすっかり忘れていました(ゴメンヨォ(ノд-。)
Set the Night to Music

Set the Night to Music

1. The Waiting Game
2. Set The Night To Music
3. When Someone Tears Your Heart In Two
4. Something Your Heart Has Been Telling Me
5. You Make Me Feel Brand New
6. Unforgettable
7. Summertime
8. Natural Thing
9. My Foolish Heart
10. Friend
11. Always
 この時代、NJS(New Jack Swing)というHIPHOPテイストの楽曲がシーンを席巻していましたので、このアルバムもやはりその影響から逃れられずに一曲目は、おおよそ彼女らしからぬ楽曲になっています。あくまでもアレンジだけなんですけれど、もう一回アレンジし直したら良いんじゃないかと思いますが。それにしても一時期はこのアルバムよく聴きました。というのもその頃はまだ今ほど豊富にCDが揃っている訳でもなく、少ない手持ちの在庫を繰り返し聴いていたからなんですね。確か100枚以下だった頃でしょう。
 その頃やはりヒットを飛ばしていたMaxi Priestとデュエットしたタイトル曲はなかなかの佳曲ですね。どこかネスレ系のCMで使われていてような記憶がありますが、確かではありません。

 でも次の"When Someone Tears Your Heart In Two"のドラマティックなアレンジが好きでしたね。アマゾンでのレビューでは彼女の声は透明感のある、となっていますが うーん、この時代ではあまり透明感というよりも力強さのほうが優っていますかね。柔らかさはその後の方が感じられるような気がします。この時代はまだ'80年代の名残が強くデジタル音が硬さを消化しきれていない、派手なアレンジが多かったように記憶しています。
聴きなおしていて、これまた大ネタにびっくり、この人、The Stylisticsの名曲"You Make Me Feel Brand New"もカバーしていたんですね。カバーの方は余り良いのが見つからなかったのでオリジナルで。

その後も、Natalie Coleの"Unforgettable"なんかもカバーしていて、彼女のキャリアの中でもそれほど良い時期ではなかったかもしれないけれど、忘れ去るには惜しい一枚となっています。

《追記》
 手持ちのベスト盤は、先述の通りなのですが、いかんせん古いものになっていてこれから手に入れようとする方にはこちらをおススメしておきます。

Softly With These Songs: The Best of Roberta Flack

Softly With These Songs: The Best of Roberta Flack

またこちらも良さそうですね。ご予算に合わせてどうぞ。
The Very Best of Roberta Flack

The Very Best of Roberta Flack