雨の中、平塚へ

　昨日はいつもメインのこちらのブログ、サブのブログと多面的にお世話になっているItopさんの住んでいる街へと出掛けることになっていました。去年も行ったのですけれどもShin uprisingというダイニングバーの現在の地での二周年記念パーティーということで、今後Itopさんも遠い地に引っ越されるということなので、その前にお会いしたいということもありました。
　ということで朝からの激しい雨が降ったり止んだりの悪天候の中、電車で一路湘南方面へと向かったのでした。

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　戸塚で横須賀線から東海道線に乗り換え平塚に到着したのはもう辺りが薄暗くなり始める頃。今回はもちろんItopさんと会うこともさることながら、もう一つ謎の居酒屋さんを探すことも目的の一つ。実名は伏せられているのですが、平塚で五坪という決して広いとはいえないお店(失礼)を経営されている方のブログに偶然出くわし、興味を惹かれたのです。

『平塚　五坪　居酒屋』で検索して当たりをつけたお店は『蛸五坪』というお店。果たしてここが正解なのでしょうか？『平塚金目川沿い』というキーワードがあるのが気になりますが、そこからはずいぶんと離れているのがどうも引っかかります。
とりあえずダメもとで行ってみることにして、地図を頭の中に叩き込んでいきました。とはいうものの一年ぶりの平塚の街、大体の当たりをつけてはいたのですが、まだもう少し先だろうとズンズン進んでしまいかなり遠回りしてようやくたどり着きました。思い描いていた場所とは違い、ずいぶんと奥まった場所にあるお店です。

　ガラリと扉を開けた瞬間、こりゃ違うなぁとすぐに事態を悟りました。どう見てもブログをやっているような雰囲気ではないですし、ごく普通の居酒屋さんです。まぁもしかして、ということもありますから、瓶ビールを注文しつつ、もしかしてブログを？と振ってみましたが、案の定インターネットには縁の無さそうな感じの返答でした。まぁちょっと景気づけに飲んでいくことにしてアジのたたきを頼むことにしました。

　メニューはこんな感じ。割と幅広く様々なメニューが揃っています。ちょっと話したら感じよく語り始めるご主人。振りの客が入ってきてびっくりされていました。そりゃそうです、インターネットで調べてくるようなお店ではなく、地元の常連さんが楽しんでおられるお店なのですから。
　アジのたたきを頼むとやおら油を温め始めたご主人、アジフライと聞き違えたのかなぁと様子を見ていたら、きちんとアジのたたきを出してくれました。
　すると捌いたアジの中骨をこんがりと揚げてサービスしてくれたのです、そういう事だったんですね、なるほど。

　気さくなマスターと話をしながら飲んでいるとそろそろお時間がいい頃合です。追加して焼き上がった目指しをつまむとお会計をして今日のメインイベントに参ることにしましょう。思いがけない出会いでしたが、まぁたまにはこんな飲みも良いものでしょう。とは言いつつ、気になるんですよね、謎の居酒屋さん。