地震の爪痕・錦糸町

落下物

 大地震の発生から一ヶ月以上経ち、被災地では四十九日の法要も執り行なわれたと報道される中、余震も落ち着きを見せてくれて、ならめでたしめでたしなのですけれどもそうは問屋が卸さないのが現実です。今なお時折引き起こされる東北・北関東での地震が伝わってくる東京地方。

 何事もなかったように毎日を過ごしていますが、それでも所々地震の爪痕が残されています。ワタクシの住む錦糸町界隈、ある日の日曜の昼下がりです*1。桜も散り、新緑の青さが目にまぶしい季節がやって来ました。ここは錦糸町駅の北口、昔のそごう、現在のアルカキット錦糸町の北側に沿う北斎通りというところです。高層建築もありますがこのように意外と植樹された木々が緑を添えて、ワタクシの好きな風景なのです。

 少し西側、両国方面に歩くと、変形の交差点があり、そこからはまっすぐ北に向かって立つと今建設中のスカイツリーの雄姿がまっすぐ見通せるポイントになります。そこの角にあるのが"Burger King"なんですけれども、そこの前の歩道の舗装のブロックがこのようになっています。お店の壁のところからガクンと落ち窪んでいます。今日改めて見ましたけれども、さらに悪化しているようでした。足元に注意を払わない通行人が足を挫いたりしなければいいのですが。

 少し離れて三ツ目通り沿い。ある日通行していて何気なくビルの壁を見たらこんなことになっていました。通りを渡ってみることにします。

 近づいて見上げるとこんな具合。こんなに壊れて剥がれ落ちてきたら大変危険です。

 以前見かけた時は夜でしたので気が付きませんでしたけれども、しっかり足元に近い部分のサッシのガラスも地震のエネルギーに耐えられずに割れてしまったのか、落下物がぶつかったのか割れてしまっています。

 落下物は片付けられ、屋内に撤収されているようでした。こんなのが頭上に落ちてきたら、とゾッとしますね。


 この程度の割れなどは至る所に散見されます。建物側と舗装側の境目、継ぎ目というのは一緒に作る訳ではないので、地震の揺れの衝撃を受けて壊れやすいのでしょうね。

 このようなひび割れは直すのか、それとも以後道路の舗装し直しの時についでに直すことになるのでしょうか。

*1:っていうか平塚から帰ってきた日なのですけれども