自家製紅しょうがを作ってみる

自家製紅しょうが

 先日お伝えした初の自家製梅干し作り。その際に出来る副産物として、梅酢というものがあります。赤紫蘇が入っているので、当然赤梅酢というものになっておりますが、紫蘇を入れる前段階ではほんのりピンク色か黄色がかったぐらいの白梅酢というものが出来るようです。
 で、今回はこの赤梅酢を利用してタイトルの通り紅しょうがを作ってみることにしたのです。紅しょうがといえばワタクシ小さい頃から酸っぱいものは大の苦手だったのですが、この紅しょうがだけは大好きなのでした(謎)。生まれ故郷の北海道では、赤飯というとあずきではなく甘納豆を使った甘いお豆の入った赤く着色したもち米を炊いたもので、そこには必ず薄切りの真っ赤っかな紅しょうがが載せられていてぞれをペロンとはがすと赤飯も真っ赤に染まるぐらいでした。そんな甘い赤飯と紅しょうがのコントラストはまぁ見事なものでしたね。*1
 まぁ話は戻りまして。この紅しょうが改めて考えてみますと、とんでもなく着色料やら何やら入っとる訳です。

 でもね、こんな素敵な紅しょうがもあったりしますね。
オーサワ 紅しょうが (刻み) 60g

オーサワ 紅しょうが (刻み) 60g

 そんな紅しょうがを自分で作れるとあっちゃァ、試してみるしかないでしょう。

 使ったのは中国産の生姜。国産より遥かに安いので失敗した時の経済的損失が比較的軽微に抑えられます。なんて言っていますけれど、ただ単にケチッて、そして大量に作りたかっただけ。皮を剥いてからスライスし、塩をして冷蔵庫で一昼夜。かなりの水分が出ますが、一旦水で塩抜きして味の確認。かなりまだ辛いので再び塩をして、の繰り返しで2日半ほど。それでもまだ少し辛い(しょうがの辛さ)のですが、まぁなんとかなるだろう的な考えで、手でギュッと絞りながら瓶に移してひたひたになるまで赤梅酢を注いで丸3日。思ったよりも赤く染まっていません。梅を漬けた時の赤紫蘇を入れなかったからかなぁ。

 赤というよりピンク色に染まった自家製紅しょうが。市販品にはないような辛味がまだありますが、これはこれでありです。サッパリしていい御飯のお供にも、お茶受けにも、酒のツマミにもありそうです。あ、ソースはダメなので焼きそばは作りませんよ(^_^;)。

*1:甘いと言っても、もち米自体はそれほど甘くはないんですけれどもね、甘納豆から染み出したエキスが回っているというか。