これが現実〜風評被害〜

 先日、普段は使わない路線ですが葛飾区のとある場所からバスに乗って最寄りの駅に向かっていました。バス停のところには、野菜や果物を取り扱う食料品店があり、店先には様々なサービス品を置いて客の購買意欲を誘っています。

 東京都内でも幾つかの区に住んだ経験のあるワタクシですが(品川区・江東区葛飾区・墨田区)、葛飾区は比較的物価が安い方ではないかと思います。その中でもこちらはお安いかもしれませんね。

 キャベツ1玉¥98、パインが3ヶ¥150とは破格ではないでしょうか?(2011年8月23日現在)。

 と、そんな中でも破格も破格、異常な値付けをされているものを発見。ピーマンが10袋で¥100なのです。1袋で¥100でも安いほうだとは思いますが、なんと10袋のまとめ売りなのです。ちなみに1袋は5個入りでした。

 品出し後の段ボール箱に書かれていたのは福島の文字。色々と『がんばろう日本』とか『がんばろう東北』などと言っては居ますが、結局はこうして風評被害に遭っているのは、その地元で頑張っている生産者の方々。殆ど値段がつかない状況は、きちんとした情報開示をせずに事故直後の状況をひた隠しにして、政府に対する信用をガタ落ちにさせてきた菅内閣の面々の責任であるのは明らかです。
 本日菅総理も辞職の旨を記者会見で発表しておりますが、こうした政局レースではなく、復興に向けての明確なビジョンを持った方が果たして今の政治家の中にいるのかは甚だ疑問なのですがね。