京浜東北線ツアー〜赤津加にて〜

秋葉原 赤津加にて

 何だか間延びしてしまっていますが、再び京浜東北線沿線をめぐるレポート。長年の懸案であった秋葉原の名居酒屋『赤津加』さんに辿り着いた一行。雨の中昭和通りの向こうからはかなりの距離がありました。店内はお客さんでいっぱいのようですが、運良くこちらの人数よりも多いテーブル席のお客さんが席を空けてくれるようなので、しばし雨中傘をさして店の前で佇むことに。

 秋葉原は、上京してきて以来もう何度通ったかわからない街。電気街として名を馳せましたが、今ではPCやマンガ、オタクの集う街、そしてAKBの本拠地でもありますね。そのカオスのまっただ中に"忽然と姿を現す"と言いますか、超然とした佇まいは異次元に迷い込んだかのよう。粋な黒塀、という何かの詩のフレーズがぴったりなお店で、きっと太田和彦氏の書いた雑誌で初めて店内の様子を知った記憶があります。
 ものすごい好みのお店に感じたのですが、まだまだ若輩者のワタクシには敷居が高いと思い今まで何となく敬遠していました。

 外の喧騒からは落ち着いた雰囲気の店内、と言いたいところですがいやいや、何のなんの。中も負けず劣らずの賑やかさですよ、ネガティブな意味合いではなく。むしろ心地よいぐらいの。比較的お客さんの年齢層は高めに感じました、それと同時にホールのお姉様方も(失礼)。似た様な趣きのお店ではやはり神田のみますやさんが挙げられそうですが、あちらはもっとお客さんの年齢層も幅広く、ホールのバイトのオネーサン方も割と若目ですもんね(^_^;)。

 物珍しそうにキョロキョロとしてばかりもいられませんから、何か頼みましょう。お品書きはご覧のとおり。幅広く、そして居酒屋さんのメニューとしては卒なくまとまっている印象。全体的にお値段はそこそこ値が張るような印象を受けましたが、これは事前に了解済みなので観光地に来たと思えばそこそこ納得できるでしょう。三人で割り勘ですからドン、と行ってみましょうということで値の張るものも頼むことに満場一致で可決。どこかの政党にも見習ってもらいたいものです。

 まずは、これがなくては、と煮込みをオーダー。割とゴロゴロとしたモツが入っています。改めてメニューを見返してみると鶏もつ煮込み¥800となっていますが、果たして鶏のモツだったか記憶が定かではありません(頭ワルっ)。定番の味噌味でオーソドックスですね。他には焼き物も頼みましたが、ねぎ間が2本で¥520と、事前に織り込み済みとはいえ、シラフでこうして思い返すとやはりお高めです。客層も年配の方が多いのも頷けますね。

 天ぷら盛合せ¥1,150。まぁでもその時は気の置けない仲間と楽しい時間を過ごせたのですし、お店自体がどこかアトラクション的な魅力に満ちているのは間違いないのですからこれで良しとしましょう、いい経験ができました。何はともあれ瓶ビールを頂いてこれらのツマミで軽く一時間ほどの滞在、3人での割り勘ならそれほど懐も痛みませんでしたよ♪ついに参りましょうか(^O^)。