醤油の研究・福岡編

北伊醤油 うすくち

 どうにか五月いっぱいを掛けて、旅の記録を済ませることが出来ました。内容が、そして撮影した写真がたくさんあったので最初は記事に詰め込みすぎましたが後半は、これでは読むのにも一苦労だろうとだいぶ間引いたので少しは読みやすくなっていたかと思いますが、如何でしょう?
 月も明けて6月に入りました。ということは自動的に今年に入ってから丸五ヶ月が経過したということなんですね、早いものです。
 さて、今回の旅でまた色々と醤油を記録して参りました。全てもちろん撮影許可を取りましたですよ、売り場の担当者さんなんかに声を掛けて。そうでもしないと他所の業者が偵察に来ているのではないかとか疑念を抱かれますし、そもそもスーパーなどでは撮影禁止が一般的ですからね。それにしても大体が胡散臭く見られるか、忙しいので面倒くさそうにOKを出されることが多いのですけれど。
 鳥取編のお次は福岡編、ということで早速参りましょう。

旅行記事中でも取り上げた『フクショク C&C』店さんです。

 やや(かなり)ピンボケの画像ですがマルヱ醤油さん。丸の中に江が屋号です。減塩醤油と丸大豆醤油、うまくち、うすくちと。うまくちでも何種類か置いてあるのはすごいです。

 ラベルをピロっとチェック。脱脂加工大豆がトップで来ていることからして、本醸造式の醤油(加工品)ですね。


 業務用の1.8Lペットボトル入りのものも多数揃っています。うすくちも、通常の淡い茶色のものと白醤油タイプが有るようです。白醤油って愛知のものしか知らなかったからこれは新発見です。

 濃口醤油。それにしても色々と添加されていますね、これが九州のデフォルトなんですよね。

 お次はニビシ醤油さん。菱形が二つでニビシです。Wikipediaによると

『福岡県古賀市に本社を置く、醤油・味噌などを製造する調味料メーカー。 フンドーキン醤油富士甚醤油、チョーコー醤油と共に九州を代表する調味料メーカーのひとつ。』

だそうです。
 ちょっと脱線してしまいますが、菱形が3つのサンビシ(醤油)さんというメーカーもあります。愛知県のメーカーです。
共に菱形というか右下がりの平行四辺形を重ねております。こちらも幅広く取り揃えておられますね。その後もあちらこちらの飲食店をお邪魔しましたが、うどんの汁なんかにニビシさんが使われているようでした。

 宮島醤油さんというのもあまり馴染みがありません。佐賀県唐津だそうです。こちらの屋号は亀甲に宮のマーク。宮の文字がやや崩してあるというか、味わい深いロゴです。亀甲に宮というとキッコーミヤ焼酎のキンミヤも同じですね。

 大分のフンドーキンさんも業務用で揃っています。うすくちは初めて拝見しました。


 ヤマタカ醤油さん。こちらは予め知り合いのお店で使っているので名前は知っていましたが、初めて実物を見ました。福岡の醤油メーカーです。高田食品工業さんだから山に高の文字の屋号ですね。

 他に上手く撮れているのがなかったので最後になっちゃいましたが、ここ博多の天神近くの好立地にあるジョーキュウ醤油さん久原醤油さんは博多から少し離れたところにあります。久原さんは分銅の中に久原の文字。フンドーキンさん以外に分銅を見たのはこれが二例目。チョーコーさんもチラッと、長崎の醤油ですね。
 他に北伊醤油というのも発見して充実の朝になったのでした。(その後例の激辛高菜を購入したのでした)。