重い音楽にハマる前時代〜LA Metal

 先日も申し上げましたが、ワタクシがこうしたHM/HRのような音楽に触れたのは、中学生の時、授業の合間に同級生から聴かせてもらったテープ。当時はレコードをカセットテープに録音しそれをウォークマンに入れて聴くというのが一般的なスタイル。今の学生たちには何のことやら解らないでしょうねぇ(懐)。当時のワタクシはひたすらYMOやスネークマンショウを聴きまくっていていささか電子音に食傷気味。そんな折にシンセサイザーの入っていない音楽のジャンルとしてフォーク・ミュージックに行くか、ROCKに行くか、と考えていたのですけれど(ブラスバンドを一年経験して辞めた後でしたのでクラシックというのも一つの選択肢でしたが)、ちょっと不良の同級生が何故か聴かせてくれたのがドイツのAccept(アクセプト)というバンド。
 荘厳なイントロから続く重いビート、そこから繋がる金切り声。これが初めてのHMでした。Metal Heart By Accept

 そして、その同級生が意外なことにこの曲でベートーベンのエリーゼのためにが使われているんだ、とキャラクターに似つかわしくないことを曰うのでした(3:18から)。そのお陰か一層親しみが湧いたのは間違いなく、即座にテープを学校に持って行き、ダビングしてもらったのです。
 ・・・と、ここまでツラツラと述べてきましたが、このアルバムは1985年の作品ということで、同様にLAメタルの代表、Rattというバンドも大好きでした。記憶では同じぐらいの時期なのですけれども先に聴き始めたのはRattだったように思います。こちらはメタルとは名付けられていますが、そのファッション(カットTシャツにフワフワのロングヘア、メイクアップしていて、カラッとした音調で、解りやすい(覚えやすい)リフが印象的でした。Round and Round by Ratt

You're In Love by Ratt