そして重い音楽に目覚める

 Thrash Metalを聴き始めるようになり、知ったMegadethの記事を某B誌で読んでいると、ライブの開演前に会場で流している音楽にMinistryが最近のお気に入りであるとのことでした(最近とは勿論その当時ですが)。インダストリアルメタルと呼ばれているということで気になっていたところで、偶然収録されているアルバムを入手。
収録曲はN.W.O.。
New World Order by Ministry
 インダストリアルメタルというのは、彼ら:MinisryがAl JourgensenとPaul Barker二人のユニットでDs.のパートに打ち込みを使用し、無機質なリズムパートを形成していたという特徴が挙げられていました。
 今のようにインターネットで情報が溢れる前の時期でしたので、情報源は先述した某B誌や、Player、Young Guitarという雑誌がメイン。ワタクシは更にDrums magazineやBass magazine、キーボード・マガジンなんかも読み新譜情報や名盤と呼ばれるもの、また興味を惹かれる演奏者を発見していったのでした。当時見つけたバンドでMagellanというバンドもありましたが、同時期に買ったのが今でも聴き続けているCandlemassというスウェーデンのドゥームバンド。当時は意識していなかったけれどこれがドゥームメタルとの出会いだったんだなぁと最近つくづく思い返されるのです。Candlemass - The Prophecy / Dark Reflections

Tales Of Creation[1989]というアルバムの冒頭の二曲。というか荘厳なメロディのイントロから雪崩れ込む形の曲です。アルバム自体は速さと重さ、緩急織り交ぜ巧みにまとめられた楽曲と共に、大仰なMessiahのVo.がより一層の効果を上げている名盤だと思います。