気になるアンプ

 人間の欲望というのは際限なくあるものですなぁ、特にワタクシにおいては物欲が。今使っている低域用のパワーアンプサウンドハウスから取り寄せた『Classis Pro CP-1000』という一応業務用のアンプ。片チャンネル340w(8Ω)という通常の一般家庭では使い切れないほどの有り余るパワーで、実際に使って(鳴らして)いるのはせいぜい平日の昼間で1〜3w程度のものでしょう。
 しかしこの間、当ブログにリンクされるキーワード等が表示される管理画面を見ていてそこを辿って行くと、『Classis Pro』のパワーアンプは本来のスタジオであるとか、PAでプロが使用するものではなく、あくまでも見よう見まねで素人PA係が使うものであるとの記述が目に付きました。やはり値段の差というのもありますが、それを専門に職業としている方々はあまり使用しない機材であると。今実際に使っていて、何の支障もないのですけれど、それじゃあ他に何を使っているのかと読み進めますと、YAMAHAであるとか、一部のオーディオ販売店で別格扱いされているAmcronが信頼感があるとのこと。また340w(8Ω)という『Classis Pro』の表示通りのパワーは出ないとの意見もありました。当然ながらそこまでの出力を出したこともないので確かめようがありませんが、そこで意見を述べている方々は、実際に市民会館やイベント事のPAで使用した経験からの発言であるようでした。
 そこで再びサウンドハウスのHPを見ているとYAMAHAは別として(実際結構高い)、AmcronでもXLS202Dという機種であればそれほど高くはない(¥39,800)のです。かつて聴いた事があり、その時の印象は余り良くはなかったので更に一つ上のモデルXLS402D(限定特価¥41,800)というのを狙ってみるかと思い始めました。しかし、限定5台のためなのか、表示されたりされなかったり。他の販売店の情報をみてもサウンドハウスが一番安い。
 ところでレビューがなかったりするので、実際のところ使用者のブログ記事などないかと探したら、ありました。どうもAmcronというブランドのものは提灯記事というか、良いところは良く聞くのですが、長所だけでなく短所も記事として上げているのは少ないようだと、その方も書いておりました。そして使用した実感としてはタップリはしているけど、ただただしまりのない低音だと。これは意外でしたね。Amcronと言えばダンピングファクターの権化と思っていましたので。何回か取り上げられているので全て読みましたがどうやらネガティブな印象なので買うのも躊躇してしまいます。
 もう一度サウンドハウスのページを見ると手頃なところでは、Crest Performanceというのが¥49,800という5万円を切る値段で良い感じです。しかしよく実態が分からずに手を出して良いものなのか判りません。パワーだけなら500w/ch(8Ω)なのでいいのですが、『Classis Pro』とどんな違いがあるのか、記事がなくて判りません。
 そうこうする内に、AmcronのXTi1000という面白いモデルが出てきました。8.6kgと軽量、SW電源のパワーアンプですが、DSP内蔵でそれだけでクロスオーバー機能があるというのでマルチ派にはうってつけ。値段も少し頑張れば手の届かない訳ではないところなのです。いやぁ、困っちゃいますねぇ。