サブ・システムのチャンデバ設定

 先日、メイン・システムのチャンデバ(チャンネル・デバイダーの略、アクティブ・クロスオーバーとも)の設定を覚書きで残しておいたのですけれど、昨日いつものようにサブ・システムを聴いていて、何気なくチャンデバ(Behringer DCX2496)のいくつかのボタンを押すとそれまでの設定がふっ飛んでしまいました(アホヤネェ)ヽ(;´Д`)ノ。
 しかしながら、当ブログにある程度の記録を残しておいたので再び設定するのにはぞれほどの苦労も無く、復帰できたのでした。ということで、サブ・システムも現在の設定をキチンと記録しておこうと思ったのです。

 まずは通常画面。一体何のボタンをいじくって設定をふっ飛ばしたのかと言うと、この画面が伝えているのは、A・Bそれぞれの入力チャンネルからどのように信号が分配されているかということで、Aから1,2,3の各チャンネルにL,M,Hつまり低域、中域、高域の信号を分配するように割り当てますよということ。この割り当てを、L,M,Hの順序ではなく、LL,MM,HHとしても割り当てられるし、LH,LH,LH、全てモノラル信号で出すことも可能なのでそのセットアップ画面に進んでついついボタンをおしてしまったという情けない間違いなのでした(恥)。


 前回の記録からすると入力ゲインは+15dBで最大値に設定しておりましたが、今回はまぁ無難に、と+9dBにしました。これは全く根拠のないもので気分で、というところなのでもっと上げておいても全く問題はないのです。これを上げるとどういう事なのかと言いますと、ただ単に全体のボリュームが上がるということですね。デジタル式のチャンデバではボリュームを下げて使うと、折角の膨大な情報量が欠落し、いわゆる『ビット落ち』がすると言われている記事を目にしたもので。



 お次は、出力ゲインの設定画面。どちらも入力はAになっているのは片チャンネル分しか撮影していないからです。画面の下のほうを見ればLEFT LOW、LEFT MIDとなっていますが、2WayのシステムなのでMIDとは言っても、これが実質高域に設定してあります。もちろん、先述の通り、3Wayの割り当てではなく2Wayの設定をすれば良いだけですけれども。低域は+5.5dB、高域は−5dBにしていて、メーカー公表値のインピーダンスからすると低域の『4LL 04』と高域のFT38Dは8dBの差ですから、これでは大き過ぎるのですが、パワーアンプのボリュームの設定と出力の違いから、聴感上では揃っています。色々なソフト(CD)では高域が強かったりするものもあるのでその時には少々調整をするのですけれども、最近では落ち着きつつあります。

 低域と高域のクロスオーバー周波数は1.98KHzにて設定。今朝も極端に振って、594Hzから7.97kHzまで試してみましたが、やはり無難なところで1.98KHzにしておきました。チャンネルデバイダーは連続可変が出来るのでこうして聴き比べながら、カットする周波数を試せるのは面白いです。今回はリンクウィッツ・ライリーの48dBでカット。かなり急峻なカットなのでこれをやるとなるとネットワーク方式ではとんでもなく大掛かりになるようです。っていうかここまでする必要もなさそうですけれど。



 低域と高域のクロスオーバー周波数の同じような画面ですけれど、高域は中域のチャンネルを使っているので、2番に四角がついています。3Wayの場合、3番が高域なので2番を高域に割り当てるとそのカットオフのスロープをどこに設定するのか?ということを決めるのですけれど、これはもう切る必要がないので20KHzに設定してあります。そして3番の設定は何も接続はしていないのですけれど一応割り当てられているので、出力ゲインを−15dBにしてカットオフもどちらもスルーにしてあるのでこういう変なグラフになるのです。本来はそれぞれの山の上に接している横の一直線はありません。このスタイルで3番と6番をミュートすれば良いだけの話なんですけれど、そうするとミュート時には赤いランプがそれぞれのメーターのところに灯るのを嫌っただけなんです。

 低域の再生限界(Fo)が結構高めの65Hzなので、そこにイコライザーかましてみたの図。65Hz辺りから+2dBと控えめながらイコライジング。しかしこれが結構効いていたようで、テストCDを掛けてみたところ、20Hzからバッチリ聴こえるってどういうこと?って感じ。試しに簡易測定をしてみたところ、近所で工事をやっているせいもあり正確には捉えられずに残念。でも出過ぎなような傾向は掴めたので、現在はイコライジングはナシで。



《3月14日追記》今朝またしてもいじっていたら、3番と6番の上の方をちょん切る設定が見つかったので、本当にスルーにする設定の『Off』にしました。上記の設定だとカットスロープはL・R(リンクウィッツ・ライリー)の20KHzで−48dBでしたけれども、これだとやはり48dBの急峻なスロープとはいえ、高域に影響を及ぼすのでやはり『Off』に出来るに越したことはないのですね。
 そして更に、L・Rの−48dBにしていましたが、改めて−24dBに戻したものと聴き比べて(こういう時にはcompareという機能が非常に便利)、スッキリしすぎるようなので−24dBに戻しました。昨日のものと較べるとスロープの形が違うのが見て取れると思います。