新橋・竜馬にて

金魚割り@竜馬・新橋

 ここのところ、ひと月に一回のペースをキープしつつあるみやけんさんとの『京浜東北線を行く旅』。今回は久しぶりに準レギュラーメンバーのぽぱいさんをお迎えしての3人旅。みやけんさんが帰りがけにふらっと立ち寄れる、気の置けない居酒屋さんを京浜東北線沿線で探すというコンセプトですので前回までは日暮里、西日暮里、田端と北上して参りましたが、御本人の希望を伺いますと反対方向ですが新橋が今回のご希望。ということで、前回までの続編ではなく少し引き返すことになりました。
 新橋に行くとなると、とぽぱいさんが提案して下さったのは、竜馬、大露路、加賀屋という三店。加賀屋さん以外は存じ上げないのですが、依存はありません。夕刻18時に集合が決まりました。

 当日、いつもは定時のベルを聞いてから着替えをしますが今回ばかりは定時前に着替えを始めて着替えを終えてから定時にタイムカードをスタンプ。というのも18時までだと早割り的なサービスがあるそうなのです、竜馬には。
 新橋駅汐留口に何とか17:43頃到着し大急ぎで烏森口まで横断し、お店を目指しますがこれまた新橋駅まで向かう人の群れとは真逆で、朝の通勤客を逆らう酔客のように翻弄されます。
 何とか辿り着くと、お店の前でぽぱいさんを発見(嬉)。先に着いて、確保してくれていた席に向かいます。奥の独立したテーブルで、うなぎの寝床のように細長い店内は、まだ半分以下の入り。

 ホッピーを注文し壁のメニューを見ると魚系に惹かれます。マグロのホッペはないとのことでしたので、カマトロを選びました。立ち飲みにしては高い価格帯ですね。
 しかし運ばれてきたカマトロを見て納得、そしてニッコリ。炙りになっていて表面の1mmほどに香ばしい焼き目が付き、薄くスライスされたマグロは風味も充分。これはいいですね。

 ワタクシは苦手な部類ですが、竹輪の磯辺揚げとポテサラのコンビーフ載せ。ワタクシ、練り物は市販品は一切食べないし、マヨネーズはダメなんですよね。とは言ってもワタクシとこのような食べ物の好みが合う人はそれこそ少数派ですから、気にしないで召し上がって頂きましょう。

 この串焼きも、標準よりもやや高いですが遥かに満足度の高い大きさ、そしてジューシーな味わい。本当に久しぶりに美味しいなぁと思いました。高くて美味しいのは当たり前ですが、ここのはその値段に見合う感じがしました。 追加するホッピーの中(焼酎)もかなりの容量。値段もよろしいですが、一杯追加しても通常のお店よりも1.5倍ぐらい入っています。











 東京三大煮込みに挑戦した、という記述がありましたが、東京三大煮込みって誰が言い始めたんだ?って思うんですよね、正直。ワタクシ贔屓の太田和彦氏だと思うんですけれど、月島・岸田屋、北千住・大はし、森下・山利喜とはいわれているけれど、あまりにスタイルが違いすぎて同列に較べられない気がするのです。ですからそこに挑戦するというのも余りに意味がない気がしますが、普通に美味しい、ぶり大根のような醤油味のスタイルでした。
 さて、次のお店も設定されていますからそろそろ参りましょう。今宵はまだ始まったばかりなのです。《続く》