房総一周・最終回。

tominxanadu2006-02-03

 昨日は飲みながら、「そう言えば前回『明日、最終回』とか書いたのに更新していないなぁ」と思いつつも、ついつい二時半まで飲んでしまいました。一時過ぎに友達が来たりしたもので。
 さて、最終回。九十九里の全くやる気の無いホテルで一晩を明かして、やはりテントの布一枚の世界とは違う居心地の良さと、布団のサイズが自分には合っていないのでその寝心地の悪さとで、7:00前には起きました。TVをつけるとボビー・オロゴンが暴れたとか、東横インの建築違反のニュースをやっていて自分の生活には全く影響を及ぼさず、天気の良さを確認しただけでした。ホテルは素泊まりですし、部屋の中で煮炊きするわけにも行かず(火災報知機が付いていた)、空腹を憶えたので荷物をまとめてサッサと出かけることにしました。
 フロントのオッサンは『やる気が無い』と形容してきましたけれども、それはあと一ヶ月でこのホテルを廃業するからと言う理由なのであって、根は良い人でした。というのも、前の晩、バイクを外の入り口の前に止めていたら、「夜露にあたるから」と言って玄関の中に入れることをしきりに勧めるのです。とは言っても絨毯の敷かれた上に持ち込むのはさすがにタメラわれたので、断ったんですがいやいや大丈夫だの一点張りでとうとう室内に持ち込むことに。去年の夏に車上荒らしが流行ったそうで。おかげ様で安心して置いておけました。三階の部屋から降りて行くと玄関の自動ドアのスイッチを操作して、バイクを出しやすいようにしてくれて、本当にありがとうございましたm( )m。
 とりあえず、北に進路をとり朝食を買いにコンビニへ。昨夜宿探しで何往復もした道を走ります。もっと内陸には国道126号も走っていて店は多いんですけれども、それでは海からは遠すぎます。早く帰ろうと思えば八日市場から成田方面、もしくは東金から千葉方面といったルートも考えましたが、やはりここまで来たなら銚子に寄らずには完結しません。
 蓮沼、光、野栄と全然知らない街を抜けて、ようやくセブンイレブンが出て来ました。何せ細い地方道ですから(九十九里ビーチライン)。晴れているとは言え朝の寒い中を三十分ぐらい走り、少し手先が冷えます。簡単な食事を摂りつつ、体温の回復を待ちます。地図を見るとコンビニ探しの間に、銚子への道程の大半を終えたことが判り、再び走り始めて間も無く、見憶えの有る場所に(仕事で来たことがあった)。国道126号に合流して、一路銚子市街に。
 途中右に曲がると犬吠埼に行けます。対向車も無く気持ちよく走って行けます。『地球の丸く見える丘展望台』という長い名前の場所も行きましたが、入場料が\400だか掛かって、しかも誰も居ません。それで、その下の公園から写真を撮りましたが、日差しが強くしかも逆光で上手く撮れませんでした。再び犬吠埼灯台に向けて。途中『犬吠』という銚子電鉄の駅を撮影して、ようやく灯台へ。さすがに景勝地でもありますし、観光客の姿がそこそこ見受けられます。一通り巡って見ましたけれども、整備とか言うことで残念ながら灯台には入場できませんでした。今まで三回ほど来た事があったのに、温泉には入ってましたが、灯台に来たのは初めてでしたので、とても残念。温泉は絶景ですので、ゼヒお薦めしたいです^^。チョッと高いですが。
 さて見るところも見て、調子の街中を通り抜けて、佐原方面に向けて国道356号を北上。銚子からですと、橋越えをして茨城の鹿嶋方面に国道124号もあるんですが、今回は『千葉』と言うことにこだわってみました。(124号は詰まらない事を知っていたからなんです、本当は)
 丁度、まあまあ安いエッソのスタンドを見つけて、給油。ガソリンのメーターが付いていないので走った距離数から見当をつけて給油しなければならないんです。大多喜で満タンにしてから、202.1Kmで6.21Lしか入りませんでした(タンクの容量は、10.0L)計算上は32.5Km/Lです。
 さて、国道と入っても片側一車線の歩道もロクに整備されていないような356号線を北上して、小見川と言う町から成田方面に裏道を。佐原に行ってから51号線で成田に行くより半分位の時間で成田まで行けます。急ぐ必要も無いんですけど。細い道がくねくねしているかと思うと、急に道がきれいになっていたりと、変化に富んだ道程は実は結構お気に入りだったりします。
 51号に合流すると結構渋滞しています。車の間をすり抜けたりすると、ロールマットに大きな荷物を積んだバイクを見て、夫婦が驚いたり、何か車中で話しているのがミラー越しに見えます。こんな時期に、キャンプなんて・・・と言う感じです。
 後はひたすら51号を千葉方面に。日曜と言うことで、結構混んでいました。それでも何とか貝塚インターまで。高速の料金所を右に眺めながら左に。ここから国道16号です。直ぐに渋滞に突入。しかしバイクなので、間をすり抜け。ウチの《瀬浪》君は細いので取り回しが非常に楽なので、こういう時は有利です。16号はそのうち京葉道路に(有料道路に)なってしまうので穴川で離脱、仕事で憶えてしまった極秘ルート(笑)で稲毛まで、国道14号に合流します。そろそろ、膝も冷えてきて辛くなって来たんですが、コンビニも無く結局幕張のコジマで休憩。売り場をうろつき温まります。ついでに貼り付ける使い捨てカイロを購入して、膝に貼り付け、お金を用意して京葉道路に乗ります。ここはさすがに使うのと使わないのとでは、時間的に三倍位違います(マジで)。料金所で少しモタツキながらも、篠崎へ。所要時間、約15分。早いです。後はこのまま錦糸町まで高速に乗っていくのが最も早いんでしょうが、今回行きの京葉道路で試した結果、《瀬浪》君は高速向きではないことが判り、余り使いたくなかったんです。80km以上だと風圧の関係で苦痛度200%です。こんなときはオンロード良いなぁ、と思ってみたり。
 それでも、荷物を載せて(約十キロ、キャリアは大丈夫か?メーカーは耐重量3kgとか言っているし・・・)小松川橋を越えてからの青信号ダッシュレースでは、3戦2勝で、なかなかいいバイクです。排気量の大きいのには適いませんが。車重が軽いからダッシュは良いみたいですね。但し長距離ぶっ飛ばすには向きません(爆)。
 そんなこんなで、無事に家に着きました。すると、ウチの下の階の部屋で下水が詰まったとかで工事屋が来ていたので、大家が水を流すのを少し控えるように要請があり、風呂にも入れず洗濯も出来ない状態で一時間以上続くと言うオチがついたのでしたorz。