荒ぶる血/ジェイムズ・カルロス・ブレイク

荒ぶる血 (文春文庫)

荒ぶる血 (文春文庫)

 今日は、本ネタ。普段どこで本を読むか?というと、通勤のバスの中であるか、圧倒的に多いのは風呂の中であります。まさか身体を洗いながらは読みはしないのですが、身体を洗い清めて、いざ湯船に。といったときユックリつかりながら他にすることもないので読書タイム♪音楽は部屋の方から流れてくるようにしてあるし、TVを持ち込むツワモノもいるらしいですが、見るに値するようなTVなんて・・・、映画を見るなんて良いんですけどね。
 さて。
 久々の本ネタなのですが、前回紹介した『風の影』風の影 (上) (集英社文庫)風の影 (下) (集英社文庫)といっても、読んでますー、的に書いただけなんですけれども。
 面白い本というのは実に読ませます。話の展開と、読み進めるスピード、残りのページ数が気になるなんて本はそうざらにはないのです。その点、『風の影』は読み終えるのにクロウしました。だって詰まんないんだモーン!話は、何だか村上春樹氏の展開にも似て、どこかで読んだような・・・という感じが最後までして、今ひとつピンと来ませんでした。それでも書評なんかでは2006年でもベスト〜にはいる作品であるとかないとか。下さった社長に、正直に感想を言うと感性が違うんだねぇ、と。それでも書評を盾に評判は良いんだけどなぁ、とぶつくさ。どうも書評を気にして本を選ぶタイプのようです。
 『風の影』以降読んだ本。『狂嵐の銃弾』狂嵐の銃弾 (扶桑社ミステリー)、『いつも旅のことばかり考えていた』いつも旅のことばかり考えていた (幻冬舎文庫)、『旅のいろ』旅のいろ、『天使と罪の街』天使と罪の街(上) (講談社文庫)天使と罪の街(下) (講談社文庫)、『マルドゥック・ヴェロシティマルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)、と他にも何冊かあったけれども。全て頂き物。
 そんな中、久々に読み進めるスピードが速かったのは『荒ぶる血』でした。全体的に、物悲しいトーンが流れながらも破天荒な生き方をする主人公。なかなか良い感じの終わり方でした。