実は・・・

昨日飲んだスプマンテ

 今日のネタは、もう約一年前から決まっていたんです。
 と言うのも、明かしていなかったことなんですけれども、一年前のバイク旅での出来事。岡山編の終わり方が余りにも唐突で今読み直しても我ながら不自然であります。 
 本当のところは、2007年1月3日の朝。晴れた朝は寒いながらも気持ちよく、岡山のYHを比較的早く出発し国道250号線・2号線を東へ向かいながら適当なところから高速に乗ろうと思いますが、なかなか踏ん切りがつかず、しかも快適に進むので国道をひた走ります。途中山道や霧の中を走り抜け少し怖い思いをしながらも、順調に兵庫県へ入りました。国道2号線を龍野、太子、姫路と走りながらここら辺はお知り合いのE原さんの地元だなぁと呑気に東へバイクを走らせると、いつの間にか高速道路みたいな道に流入しておりました。とは言うものの料金所もなくチケットも取っておりません。設備だけは高速道路並みの整備された加古川バイパスという道路で、この先は有料になりますとお知らせがあったので、速攻下道におります。その時点でまだ9時半過ぎ、まだまだ元気ですし順調です。国道2号線は以前の四国・九州の旅でも走ったことがあり、今回はその逆パターンながら馴染みといえば馴染みの道、気分的にも楽です。
 片側一車線の道は小刻みな信号で停められつつも前回の思い出を回想しつつ、バイクショップ等を眺めながら自動車の後ろについて走ります。明石海峡大橋を目の当たりにし、ここを通ったときはまだまだ初心者で怖かった思いでもよぎり、少し道路が広がり、左側に二輪用道路、と白線が引かれている場所に来ました。下り坂で、前の二台の乗用車が遅かったので、ここぞとばかりに、アクセルを開けました。下りですからそりゃぁ、自動車の加速なんてバイクにとって目じゃありません。
 しか〜し、すぐ先で待っていたのは赤い棒を持った警察官の群れでした。すぐ先にある須磨浦公園と言うところに誘導され、動揺するワタクシに速度計のプリントアウトを見せ、これに間違いないか、、間違いなければ署名せよと迫るのです。言われるがまま、署名をして担当官の切符作製に立会い懇々とお話を聞かされます。結果31Km/hオーバーでこの場で免許取り上げでも良いんだけれども、こんだけの荷物で電車で東京まで帰れ、と言うのも酷だからとの温情で、今日のところは乗って帰って良いけれども絶対に捕まらないでくれとの事でした。特に大阪はオービスでもバイクは前にナンバープレートがないのですが、走り過ぎた後に、カメラが反転して後ろのナンバープレートを撮影する最新鋭の機器があるからとその担当官が教えてくれました。
 何はともあれ、思いっきり凹んだワタクシは、それでも神戸の街を抜け、意気消沈していたせいでしょうか、大阪も地図を見ることなく適当に走り、吹田に向かったつもりが奈良に行きそうになり、慌てて方向転換、食事を取った後、すぐ近くのICから高速に乗り6時間ほどで東京に舞い戻ったんでありました。

 それで、約一ヵ月後。免許を停止(30日)の処分と言うことで東陽町の免許センターへ。しかし、ここでは免許を預かると言うだけで、行政処分はまた別の管轄なので罰金は後日、この30日の免停は一日の講習で一日に短縮してくれるそうですが、この講習費用が約15,000円ぐらい(これは60日、90日も同様ですが費用、日数共に更に加算されていきます、正確な金額は忘れました┐(´д`)┌ヤレヤレ)。罰金が幾らだか判らないでその金額を払うのは薄給のワタクシには余りにもリスキー。なので30日間周りから何だかんだ言われてもじっと耐えて我慢したのでした。
 後日、葉書が来て墨田区の交通裁判所が、たまたま建て直し中なので霞ヶ関まで出張って、裁判を受けたのでした。たまたま前日に見たTVのニュースのスピード違反の取締り特集で、28Km/hオーバーで18,000円というのを知ったので、じゃあ30,000円ぐらいかなぁと踏んでいたんですが、あにはからんや結果は罰金50,000円!31Km〜50Kmオーバーまでは6点マイナス。なので本当は捕まったとき、もっと出ていたかもしれないと思ったんですが(メーター見て走っていないですもんね)、実際アチラさんにとって同じことだったのかも知れません。会計のところに行くと、前のサラリーマンは8万円、ワタクシの次は何と20万円を支払っておりましたから、一体あの方達は何をしでかしたんでしょうね?
 
 そんな訳で、一年経ちようやく皆様に真実をお伝えすることが出来ました。なので去年の悪いお話は実は正月3日から始まっていたという訳なんでした。ニャハ。