2009年6月の北極会・前編

はたはた焼き@喜多八

 昨夕またしても北極会(北千住を極めてみようとする会)が開催されました。前回がとても久し振りでしたので、今回はとても順調に開催の運びになったのは喜ばしいことであります。今回集まったメンバーはHさん♂、にこけん(日本煮込み研究会)のメンバーでもあるRちゃん♀、そして今回初参加のAさん♀、そしてワタクシcoldginの4名。皆さんお忙しい中ご参加ありがとうございますm(_ _)m。

 今回は今まで皆で訪れたことのなかった東口を攻めてみようということで、東西連絡トンネルの出入り口でいつもの時間に待ち合わせ。しかしながら、ワタクシは普通に仕事上がりに地下鉄を乗り継いでやって来ると、時間的には集合時間よりもかなり早目に着いてしまいます。ということで自主的に0次会(苦)。前回一回りして当たりを付けておいたので、おおよそ決まっています。と、まぁその前に会場の確保ということで、目的のお店に行くともう既に満席、凄いですね。後でまた来るので予約をと言うと、もしかして空かないこともあるけど、空いたら電話しますと女将さんが言って下さいました。

 お店を出ると再び駅の方に戻ってもつ焼き系の立ち飲み屋の『ごっつり』さんに入ることにしました。前回も思いましたが、一軒挟んで同じ業種のお店があるのはなかなか壮観でございます。奥に細長い店内は8人ほど並べる(立ち飲みなんだから定員は無いのですけれど)長いカウンター、二階にはテーブル席が幾つかあるそうです。焼き方の男性以外は女性が四人、花盛りです。皆、お祭りで着るようなシャツを着ています。

 ホッピーの白を注文して、お通しはこの日、筑前煮、ジャガイモとベーコン炒め(ジャーマン・ポテト)、小松菜とがんもの煮物の三種類から選べましたので、がんも好きなワタクシはもちろんチョイス。どれも惹かれましたが、こうしてお通しを選べるというのは良いですね。要らない(嫌いな)物を押し付けられるより遥かに良いです。そしてこれまた好物のレバ刺し¥400も。プリプリしていてこれは良いレバーを使っています。お店の方(Yokoさん)に聞くと、やはりレバ刺しは人気の一品だそうです。お話をするきっかけになったのはこれ。




『惣花』という日本酒、本では読んでその名前を知っていたのですけれど、実物にお目にかかったのはこれが初めて。かの『日本盛』の蔵で出している純米吟醸酒(55%精米)なのです。これはなかなか珍しいですね。一杯¥550ということで値段も充分魅力的。他にも八戸の鯖だとかチョコッと一捻りの有る品が興味をそそります。しかしながら自主的な0次会ですのでそこは控え目に。それにしても隣りのお客さんが頼んでいた鯖の刺身は美味そうでした(涙)。ちなみに『ごっつり』というのは『青森県南部地方の方言で、喜び満足気な笑顔や表情を意味します』(お店の紹介ページより転載)。結局中を2杯お替りしてお店を出ました。
 お店を出ると夕闇が辺りを包み、人通りも増えているようです。待ち合わせ場所に立ち、少しするとAさんからメールが入っていて五分ほどで到着とのこと。ついでに留守番電話に気がつき、折り返し電話すると先ほどの店からの電話で席が空いたとのこと。やって来たAさんとお店に向かいました。
 今回は写真を撮っていないので前回の写真より。『喜多八』さんです。この先にも魅力的な『かえる』さんがあるのですが、どちらも魅力的。今回は入ったことの無い、『喜多八』さんに入ってみたかったのです。ちなみに『喜多八』さんはサッポロ、『かえる』さんはキリンの幟がはためいています。気にしない人にとってはどうでも良いことなんですけど、スーパードライが苦手なワタクシにはホッとします。
 お店の中は先ほどと殆んど変わらず相変わらずの盛況ぶり。カウンターが少し空いているだけでほぼ満席です。まずは豊富なメニューを眺めて、軽く乾杯します。比較的魚のメニューにシフトしたメニューから鯵の刺身を選びました。Hさんからも電話があってようやく北千住に着いたようです。電話で場所を教えると数分後にはやって来ました。
(全てクリックすると大きくなります)鯵の刺身、ごぼうの唐揚げ、玉子焼き(甘め)、アサリの酒蒸しとどれも水準を軽くクリアしております。北千住に来たのですから他のどこかの街にあるような居酒屋さんと同じレベルであってはいけません。お値打ちかつ値段の割りに量が多いというようなのが良いですね。(エラソーでスイマセン)
 そうこうする内に、Rちゃんもやって来ました。改めて乾杯。AさんとRちゃんは意外なことに殆んど初対面。同じお店に飲みに行っている常連客同士なんですけどね。鴨のロースも噛み締めると誠に味わい深いです。あっという間に二時間近くが経ち、北千住に来たらやはりあそこへ行かなきゃね、と一同次のお店への移動に気もそぞろ。頼んでいたなす揚げをすっかり忘れて心が次のお店へ移動していたのですけれども、これもしっかり頂きました。しかもこれもかなり美味しかったのです。4人で時間差であるものの約二時間ほど、飲んで食べて¥9,200でした。これはまた良いお店に出会えましたね。すっかり良い気分になって、東口を後にして、東西通路をくぐり西口に向けて歩き出したのでした(続く)。