京急蒲田の『にこまる』

レバ刺し@にこまる・京急蒲田

 かねてから述べているように、ワタクシ達『にこけん(日本煮込み研究会)』というものをブログ仲間を中心に展開している訳ですが、地元の飲み友達とも『北極会(北千住を極めようとする会)』も活動を開始して久しいのです。最近は開催していないのが残念なのですけれど。
 その北極会で訪れる北千住の東口にある『ごっつり』というホルモンの立ち飲み屋さん。集合時間までの時間潰しでたまたま立ち寄って以来、気に入って何度か寄らせてもらいました。そこの店員さんで少しお話させてもらい、当ブログにもコメントを寄せて頂いていたYさん(一応仮名)が、その後あまり顔を見ないなぁと思っていました。この夏頃に他のアルバイトの娘に尋ねると辞めちゃったんです、とのことでもうお会いすることはないと残念に思っていました。

 ところが、ところがです。先日突然PCの方にメールが入ってきまして、京急蒲田の方にお知り合いの方が新規オープンしたとのことでお誘いが来ました。すると、その後高校の友人からメールが来て北海道から出てくるから大森で飲もうという話で、これ幸いとばかりに蒲田に出掛けて来ることに相成りました。


 京急蒲田駅を降りると意外に小さな改札を出て柳通りという飲み屋街のような小路が出現しました。うろ覚えのメールの内容だとアーケード街のパチンコ屋と養老の瀧を目印に探せばすぐ、という筈でしたが改札を出たすぐ目の前にこんな案内の立て看板が出ていてこれなら判りやすいものです。柳通りを少し進んで駅から一本目の四つ角にそのお店はありました。
 
 駅から50mほどでしょうか、四つ角の右手前側にありました『にこまる』さんです。我らが『にこけん』ともちょっと似ている感じもしなくはないのですが(笑)。撮り忘れるとイケないのでとりあえず一枚外観の写真を撮って中に入ると、カウンターで話をしていたのがYさんでした。久し振り(一年振り)なのとスーツ姿、それに眼鏡を掛けていてお店でのスタイルと違うので一瞬判らないほどでした。

初代店長さんと、情熱ホルモンの初代店長さんが独立してお店を作りました。

とメールにあった通り、ごっつりで見掛けたことのある方が焼き方の方でお初にお目に掛かる方(=情熱ホルモンの初代店長さん)がYさんの旦那さんということでした。

 ホッピー¥390を頼んでからメールでお話していた通り名物のレバ刺し¥450を注文。駅前の立て看板にもトップに書かれているということからして自慢の一品なのでしょう。ごっつりのお店でもレバ刺しを楽しめましたし、その流れということで期待は裏切るものではありません。塩ゴマ油、ショウガ、ニンニクから薬味は選べて、尚且つミックスすることもできるというので今回はショウガとニンニクをミックスにしてもらいました。


 今回はこの後に高校の同級生と会うからと軽めに飲むことにしていますが、メニューは手堅く良いところを突いてきます。でもどことなくメニューの構成やデザインが北千住のごっつりに似ているなぁと思ったら、やはりそちらの出身ということで、同じ方が作ったそうで。はてなでは設定上、大きい写真は自動的にリサイズされてしまいますので、元の大きさはドリンクメニューフードメニューでそれぞれクリックすると見られます。


 そもそもYさんと話すきっかけが日本酒の話でしたのでワタクシが日本酒好きということを知ると、この日は新しい日本酒が入ったと、口開けの試飲をさせてもらえました。焼き方のMさんが奈良の御出身ということで奈良の春鹿というお酒の『極味』というお酒。春鹿ですと日本名門酒会系で超辛口というのが割と定番で出回っていますが、こちらの『極味』はそうそう関東では出回らない類のお酒だそうです。奈良のお酒は他に百楽門、睡龍、梅乃宿と頂いたことがあります。割と柔らかい当たりのお酒という印象がありますね。
 今回のはその春鹿『極味』と而妙酒(じみょうしゅ)『白滴』、それに豊祝という3種類。『極味』はワタクシ的にはおとなしめの印象。刺身から煮物、焼き物オールラウンドに楽しめそうなお酒に感じました。対して『白滴』は口に含んで途端に香る独特の香りは他の県のお酒でも味わったことを思い出すのですが、どこなのかは思い出せず。一旦入荷すると次々に出てしまいすぐ売り切れてしまう人気のお酒ということですが、口当たりの良さはなるほどと思うほど。こういうのが後から効いて来て怖いのですね。豊祝は地元のおじさん達が日常的に飲んでいるお酒、ということで、うん、なるほど日本酒らしいお酒という感じがします。

 軽く、と最初に申し上げていたので遠慮されていたそうですが、自家製のさつま揚げ¥280。注文が入ると量った種生地を手で形作ったものをフライヤーに投入。普段練り物は避けて通って生きて来たワタクシですが、こうした混ぜ物のない自家製の練り物なら大歓迎。自分でもたまに作ります。
 揚げ立てに大根おろしを添えて頂きます。このお値段は非常にお得ですね。

 順番が逆になってしまいましたが、ごっつりと同じくお通しは三種類から選べるシステムで、鍋の中で美味しそうに静かに煮えていた温豆腐をチョイス。他にはにらレバとなんでしたっけ?
 これで今回はお会計¥1,700チョッとと軽めにお暇しましたが、この後の飲み会がなければもう少し長いしたいところ。後ろ髪を引かれつつお店を後にして、JR蒲田駅に急いだのでした。
■飲み処 にこまる
■住所:東京都大田区蒲田4-12-9
■TEL:03-3738-1525
■営業時間:17:00〜24:00(LO23:00)
■定休日:不定
※タイトルでは『さん』をつけるとやや違和感を覚えるので敬称略。失礼致します。