Swamplord・They Will Return/Kalmah
前回の記事中でも述べた通り、一昨年の夏に苦手のDeep Purpleのアルバムを何枚かYouTubeで聴いている内に、おすすめとしてクローズアップされてきたのがこのKalmahというバンド。デスメタルやグラインドコアなんかを検索していた履歴が反映されたようです。フィンランドのメロディックデスメタルバンドで、Key.入りながら前面に出しゃばり過ぎていないので、好ましく思えて記憶に刻まれたのです。
Black SabbathのBoxセットは11月初頭に発注したのですが、こちらのKalmahは12月の初頭の発注。大体ひと月に¥5,000行かないぐらいに設定してCDを購入しています。まぁこれも別に厳密な縛りがあるわけでもなく、個人的な感情に左右されるので、¥10,000ぐらいになることも有りますが自分のさじ加減ですからね。
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ここで少しは話がそれますけれども、月の頭に発注するのはアマゾンでの決済しているカードがセゾンカードであり、ワタクシの設定では月末締めの翌々月の5日支払いとなっているのです。これが楽天カードだと、月末締めは一緒なんですが支払いが翌月末の27日引き落としと少々ガメつさが感じられる設定。毎月使っていると結局は同じことなんですがね、少しでも支払いに猶予がある感覚を得たいという感じです。
子供の頃、月のお小遣いは小学生で学年x¥100で六年生で¥600。中学生で¥1,000、¥1,200、¥1,500となっていましたが、これでは当時のLPレコードは勿論のこと普及し始めていたCDも国内盤を買うことは厳しかったのです。実際そういったものを買うようになった時はオーディオを本格的に手に入れた高校生になってからで、それでも月に¥2,000ぐらいの小遣いだったかと記憶しています。当時札幌にもタワーレコードやFrisco(Ciscoの姉妹店)といった輸入盤を取り扱うお店が有り、友人からその情報を得てようやく小遣いで手が出せるのでした。ワタクシが聴くのは99%洋楽ですから割安な輸入盤で十分なのです。
小遣いはそのように少なかったのですが、小学生や中学生の頃は、毎月一冊何かしらの月刊誌を買ってもらえました。漫画本はダメでしたが、子供の科学やラジオの製作といった雑誌を買ってもらっていました。また大草原の小さな家シリーズの文庫本を買ってもらい読破したりと本好きにさせる親の戦略にまんまとハマったようです。
親元を離れて一人暮らしを始めると、仕送りの他にアルバイトで稼いだお金をつぎ込んで年間100枚のCDを買うという個人的なノルマを課していた時代が有り学生時代を終える頃には500枚近くのCDを所有していました。これは明らかに高校時代までの欲望の抑圧の反動ですね。
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- アーティスト: Kalmah
- 出版社/メーカー: Spikefarm
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- メディア: CD
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話は元に戻りまして、Kalmahのアルバム。厳密に言うとデモ盤の一枚目(記録としては残っているけれども、公式HPでは載っていない)を除く、2,000年の"SWAMPLORD"と2,002年の"THEY WILL RETURN"*1の2作品をカップリングしたお得なCD。2in1ではなく、ケースが一つで二枚のCDが入っています。YouTubeの聴いた時はこの2作品は聴かなかったけれども、届いて聴いてみると期待通り。Vo.がいわゆるデス声なのですが、曲メロもギターのメロディも非常に聴きやすく、所々に北欧の民族音楽風のメロディが散りばめられている感じです。これがEmperorなんかだともっと寒々しさや禍々しさが全体を覆っているのですけれども。
"Dance of the Water" by Kalmah
もう一つ。Iron Monkeyというバンドも発見。
- アーティスト: Iron Monkey
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Black Sabbathを源流とする、Wikipediaによれば
その影響力は、直系のハードロックやヘヴィメタルに留まらず、ブラック・フラッグなどのハードコア・パンクやニルヴァーナなどのグランジ、ブラックメタルやドゥームメタル(ストーナーロックやスラッジメタルも含む)
その流れをくむ音楽の一種でSludge metalと呼ばれるジャンルのバンドです。
"sludge"=泥濘にはまったように、遅く重く、引きずるようなサウンド
ドヨーンとした重苦しいリフ、分厚い音像、またテンポが変わって疾走したりとなかなか面白いです。
"Big Loader" by Iron Monkey
*1:共に公式HPの表記による