Youthquake/Dead or Alive

Youthquakeタイトルは造語で「若き震撼」と言う意味らしい。
1. You Spin Me Round (Like A Record)
2. I Wanna Be A Toy
3. D.J. Hit That Button
4. In Too Deep
5. Big Daddy Of The Rhythm
6. Cake And Eat It
7. Lover Come Back To Me
8. My Heart Goes Bang
9. It's Been A Long Time
 えっと、#1は中学生の頃一世を風靡した曲でした。もう何と言うか衝撃的な曲で、見た目はもう、カルチャークラブで免疫は出来ていたわけですが、これは音作りが革命的でした。(とは言っても音楽的なことは何一つ学術的にはコメントできないのですが。)いわゆる、ユーロビートの走りなんですが、この打ち込みの音は実際のビートよりも体感速度を上げ、純な中〜学生には十分過ぎるインパクトを与えてくれました。今聴くと古臭く思うのでしょうが、ノスタルジーを絡めて聴く同世代には涙なくしては語れぬ何かが有ります。この頃から“BPM”という言葉が普及して来たんじゃないでしょうか?全体的に聴きやすいメロディとビートでとっても軽〜く聞き流せるようになっております。
 と、誉めているんだかケナシテいるんだか判らないような書き方ですが、私がここで言いたいのはそう言う『'80年代の徒花』的な捕らえ方で見るのではなく、このVo. Pete Burnsのルックスに目が行き勝ちなんですが、実はかなり巧いんじゃないかと言うことなんです。#1でこれだけ力強くメロディアスに歌い上げ、他の曲でも強弱をつけて歌い上げる彼のVo.は曲調が時代に取り残されて古臭くなっても尚、輝きを放ち続けていると思います
 #1〜#4の流れはお薦めですね。
 また、プロデューサー陣としてStock,Aitken,Watermanがクレジットされていて、後のバナナラマに繋がる音作りも頷けますね。そこで面白いのが、先ほどずうっとシンプリーレッドPicture Bookを聴いていたんですが、彼らはどちらかと言うとデジタル臭さよりも人間臭さをアピールして出てきた感じでしたが、どちらも'85年の発売なんですね。今改めて知って驚きました。