煮込みの魅力
前日に引き続きまして。
日頃、居酒屋で漠然と煮込みを食べていて、考えて見なかったのですが、改めて何故『煮込みなのか?』ということ。
- 居酒屋のつまみの定番である。逆に言うとこれが無いお店はチョッと寂しい。
- 寒い季節にはモチロン、春夏秋冬季節を問わず食べられる(食べたくなる)。まぁ、真夏の時期だけはあまり店頭で見かけなくなることもあるけれど。
- 大体、手っ取り早いつまみとして、冷奴・枝豆系の次ぐらいに早く供される。
- 丁寧に下処理をされているものは、脂も抜け、コンニャク、大根、人参、ゴボウと脇役陣も合わせて非常に優れた栄養バランスとなっていること。
- 値段が張らない。大体500円以下が一般的ではないでしょうか?私の個人的な基準では、500円を越える値段をつけている場合は、本当にその値段に値するか?と言うことを吟味するので、果たしてその結果は?高額の場合、プレゼンテーション(いわゆる盛り付け)に凝り、薬味をきれいに飾りつけ、糸切り唐辛子をあしらったり、白髪ネギをふんわりと。それでも基本の味を評価すると・・・
- 何と言ってもおいしいこと。各店色々工夫を凝らし、またそうでもないお店もありますが、やはり居酒屋の定番。安心の味です。逆にこれがマズイと、他のメニューも期待が外れたり。
- 味噌、醤油、少数派ながら塩。最近は辛口の韓国風なんかも。お酒にピッタリ、ご飯にもどうぞ。
と、ここまで思いつくままつらつらと書き連ねて来ましたが、何の煮込みか?ということ。
- 動物(豚、牛、鳥、馬)のモツ煮込み。まぁこれが一般的ですが。
- 侮れないのが、牛すじの煮込み。これもお店によっては看板メニューになっております。
- また、ごくまれではありますが、魚の内臓も。これは、割とさっと煮てあったり(熊本のお店で頂きました)、マグロのような大型の魚で作られていたりします。但し、条件としては鮮度の良い物でなくては出来ない。
一方、海外に眼を向けると、イタリアには『トリッパ』というトマト煮込みがあり、さすがにグルメの国です。レクター博士で有名な『ハンニバル』の中でもワンシーンで出て来ます(原作で)。
四つ足のものは、テーブルと椅子以外のものは何でも食べると言われている、中国では勿論あるでしょうね。中華料理屋のメニューにあった記憶はありませんが。
お隣、韓国では当然、アジア諸国で愛されているようです。(この間のTV番組で○力剤的な効果を期待して、食していました)