東北二周目〜白神山地・男鹿・秋田市内〜

寒風山

 白神山地へはさすがにバイクで通過するようなところではなくて、オフロード車で分け入るような道か登山のような装備で歩いてでないとその良さを堪能できないようですね。ワタクシはオフロード車でもないし登山の装備でもないので、山裾を走るだけ。それでもその地域だけ霧に包まれるような神秘的な演出があり『ふーむ』と思いながら走っておりましたです。
 能代市内を通過し、大潟を走ります。昔は今の八郎潟を含めて日本第二の湖だったそうでだだっ広いまっすぐな道が不自然に伸びております。自分では国道101号線をなぞっているつもりでしたが、判りにくい分岐を曲がり損ねて県道42号線を南下していました。それにしても確か制限速度50km/hなんですが誰もそんな速度では走っておりませんでしたよ。
 どうも道が違うような気がしまして、偶然見つけた観光案内で確認すると、やはり一本間違えてました。戻るのも大儀なんでそのまま直進、男鹿半島の付け根に位置する男鹿の町の食堂を教わり後にしました。
 丁度昼時混雑する前にと思って直行、既に混雑していてそれでも入れ替わりで座ることが出来ました。それにしても傍で見ていてもイライラするぐらいの対応のマズさ。まず『いらっしゃいませ』の声が無い、オーダーをしようとしても店員は運ぶので精一杯、周りを見る余裕もありません。他に注文しようとしているオジサンはしばし放置されていました。ちょうど入口近くの、調理場が見える席だったこともありますが、丼物は既にご飯が入れられてオートマティックに何か載せられて運ばれて行くのですが、もう見ているだけで期待出来ません。運ばれて来ましたが『海鮮?丼』です。もう東北のアチコチでさんざん食べて来たので舌が肥えているのですけど、ご飯はバラバラ、ネタの鮮度も今ひとつ。海老は良かったけど。宮古で食べた三陸定食をこの店に持って来たらみんなブッタまげるのではと思いました。まぁとにもかくにもこんなお店を紹介しているようでは男鹿の評判もガタ落ちではありませんか?観光案内の方も。それでも代金を払ってお店を出ようとするとワンサカ人が並んでおります。
気を取り直して寒風山という山に上り男鹿半島を眺めます。規模が全く違いますが、熊本・阿蘇大観峰みたいです。時折吹き渡る風は涼しく気持ちが良いものです。男鹿半島を一周するのも考えましたが2時間半ほど掛かるらしくそれには時間が足りなくて(今夜の宿探しがまだだったので)、かと言って秋田市内に行くには早すぎます。ゆっくり風景を眺め回し、のんびり秋田市内に向かいながら、コインランドリーを探すことにしました。
 しかしなかなか手ごろなところが無く結局予定より早く市内に到着。ローソンで電話帳を借りて宿探し。狙うのは素泊まり一泊アンダー¥4,000。(去年は¥3,000ぐらいでありました。)去年泊まった宿は全くやる気がないですし変わった親父で、安いのは良いけどあまり行きたいところではありません。広告を見て電話しましたが『お盆休みなので、休んでいます』と訳のわからない旅館も有りましたが、今ひとつ良さそうなところがありません。ローソンのおねぇさんも近場で安いところがありましたけれども、ちょっと気が引けるような感じ。最後の砦として確保しておいて、秋田駅まで行きます。観光案内所を探しますが判らず途方に暮れます。当ても無く少しばかり走り、今夜の目的である『日本壹』の近くのローソンに立ち寄ろうとしたら偶然、宿を発見。素泊まり¥3,980。ラッキー♪と思ってチェックインしたらこちらが言う前に勝手に向こうから値引き。もうこれで秋田の宿には困りませんネ^^。