遠いようで近い王子で花見(酒)〜本番〜

山田屋さん

 暮れてゆく中、ガードをくぐり抜け北本通り(国道122号線)を渡り、少々北上。二つ目ぐらいの信号の角を右に折れると、夕闇にポッカリと浮かんで見えました。今夜のメイン会場、『山田屋』さんでございます。入口の写真を撮ろうとしていると、二人連れのオッサンが脇を通り過ぎて行きます。コチラは先に入ってしまわないかとハラハラしてカメラを構えていました。
 情報では広めの店内という事でしたが、ガラリと開けるとかなり広い店内にギッシリの超満員。それでも入れ替わりに出たお客さんの居たと思われる厨房前のテーブル席(6人掛け)を確保。本物の歴史が作り出すレトロな雰囲気の店内をキョロキョロしてしまいます。最近ではこういったレトロチックなお店のつくりが流行っていうようですが、本物は流石に重みが違います。
 とりあえず、チビチビやっていようという事で、引き続き瓶ビール(キリン大瓶)を二人で分けて、格安のつまみのメニューを眺め回していると程無く元坊さんとその連れの女性が到着。この方は元坊さんの会社の方で、先日のふじよしさん@練馬での飲みの時にもご一緒の方。早速乾杯。元坊さんは以前にもこのお店に来た事があるそうで、流石のフットワークの軽さです。そんな元さんのイチオシ、半熟玉子\240をまずは頼み、ワタクシはマグロの刺身\270を注文。半熟玉子にはソバが添えられていて、軽く〆の一品になりそうです。先程秋葉原で空腹だったので堪りかねてもりソバを食べてしまっていたので、今回は後回しにして、と思ったらすっかり忘れて食べ損ねてしまいましたヽ(;´Д`)ノ。
 更に次々と注文したつまみと共にお酒が進みます。長芋千切り、タコブツサラダ、イカの刺身、と次々に注文、いつしか焼酎派と日本酒派に分かれて杯を重ねます。それにしても焼酎を配り歩く店の方の手付きの鮮やかなこと!ふちまでギリギリに入れた焼酎を持ち上げると、次の瞬間一気に傾け中身を注ぎます、その妙技たるや、素晴しいもので見とれていると思いっきり濃い酎ハイが出来てしまいます。半分で、と一言言わないと全部入れられてしまうので、お酒の弱い方は要注意です。
 そうこうする内に、電話が掛かってきて、ぽぱいさんを迎えに上がりますが、王子駅から、徒歩五分ほどのこのお店に往復で10分程のはずが、どういうわけか二人揃って、お店に到着したのはタップリ20分以上経っていました。詳しい顛末はコチラ。全員が揃ったところで、肝心の煮込みを注文。モツ、コンニャクのみのシンプルな具材に味噌仕立て。このお店らしい煮込みでした。