久々のキャンプ旅〜栃木・玉生〜最終日

朝の風景

 5月6日、キャンプ最終日。夜通し降り続けた雨、吹き続けた風のにもかかわらず、たっぷり寝て睡眠はバッチリ、逆に寝る前にまともには食べていなかったので(地鶏のアルミフォイル焼きは焼き上がっても雨ざらしになってしまったので浸水していると思われ廃棄)、空腹で目が覚めてしまいます。朝五時前には鳥の鳴き声が響き、雀だけではなくウグイスまでが元気に鳴いていて、『ホーホケキョ』と鳴くのが、『もう、起きろ』と聞こえてきます。
 テントの外に出て見ると、空が気持ち良く晴れ上がっております。昨晩の強い風が空の汚れを吹き飛ばしたかのよう。いつの間にかテントの数は減り、ワタクシのテントを含めて3張り程度。このキャンプ場は割りにマイナーなのか、混雑知らずで穴場ですね。テントサイト自体は、なだらかな斜面なので寝ていると自然に体が斜めになったりするので、出来るだけ平らな所にテントを張るのがコツでしょうね。
 MSRのドラゴンフライ(ガソリンストーブ)は点火すると轟音を上げるので、6:30ぐらいまで使用を我慢して(ウルサイので)、お湯を沸かし紅茶を淹れます。キャンプで飲むコーヒーは美味しいのですが、インスタントを殆んど飲まないワタクシが、キャンプの時にだけインスタントコーヒーを飲むのも、不自然だし好きではありません。かと言って、ミルを持って行って、豆を挽いてというのは専用の小型のセットでもない限り、バイクでの旅では非現実的。車でのキャンプならした事はあります。ということで友人は、カップに設置するタイプの、モンカフェ等を持ってくるのですが、苦労する割には味の方は…。やはり紅茶が手軽で一番という結論に至りました。
(写真自体は二日目のものです) さて、紅茶の後には、残り食材を処分しながら朝食を作ります。野菜炒め+ラーメン。先日買ったクッカーを今回は持って来ております。使用実感としては、やはり、一回り小さいので持ち運び、荷物に入れてのパッキングは◎。ただし、お湯を沸かす、ラーメンを作る、何か温めるだけなら、OKなのですが、チョッと炒め物をするとなると無理のあるフライパンなのに、折り畳みのフライ返し、お玉が付属するこのセットは、不思議な感じがします。もっと割り切ってどちらかに注力したセットの方が良かったかなとも思います。
また、ニクワックス(NIKWAX)という撥水・防水剤について。朝食後、テントを畳みながら見ましたが、これは良いですね。今まで、テントの撥水力が落ちてから、何本かホームセンターで見つけた撥水スプレーを何本か使って来ましたが、殆んど変わり映えのしない効果の無さにガッカリしたものですが、今回は明らかに効果があり、生地が濡れていません。まだ濡れがあったまま伏せてしまった底面は一部分水で濡れていましたが、これはキチンと乾かさなかったこと、と吹き付けのムラがあったのだと思います。というのも、吹き付けるスプレーがあまり上質な物ではなく、吹き付けるとキレイな霧になるのではなく、多少まばらなので撥水剤の膜が張るという感じにはなりにくいのです。あと、酢酸系のニオイがレビューで出ていましたが、確かにニオイが強いのですが、実際テントの中で過ごしていても殆んど気にならない程度でした。テントを撤収している時に、底面の濡れている所だけ、酢酸のツンとしたニオイがありました。ただ撥水力がかなり回復したので、かなりの雨にも拘らず、快適に過ごす事ができました。今度は替えのボトル(お徳用)を買って、スプレーも別売りのものに変えて使おうかと検討しております。
 ということで、ラジオ聞くと、午後に矢板ICぐらいから30kmの渋滞の予想が出ておりましたので、サッサと撤収、荷物をまとめて7:40にキャンプ地を離れ、下道で鹿沼ICまで走り、そこから高速で帰って来ました。渋滞に阻まれる事も無く、10:30には無事帰京出来ました。