寒い夜にあったか、にら玉〜伍市〜
昨日は久し振りに新小岩に出ました。会社の帰り道、バス停で待っていると、錦糸町行きのバスと新小岩行きのバスがやって来るので先に来た方に乗った結果です。バスに乗り込んでさてどこへ行こうか、と思案しましたが最近行っていないお店、もしくは新規開拓のお店に行きたいという漠然とした思いはありました。
途中で乗り込んできた学生の集団に阻まれて終点の一つ手前の『新小岩一丁目』で降りることは叶いませんでしたが、とりあえず『でかんしょ』本店の前を通り掛かるとあまりお客さんは入っていませんでした(17:30過ぎ)。それどころか錦糸町の『でかんしょ』で客と口論をしでかすという失態をしていたトンチキなオヤジが居たので入ることは見送ります。昨年隣りに出来たような『かぶら屋』さんは、それでも半分くらい入っています。しかし『でかんしょ』の社長と仲良くさせてもらっている手前、隣に入っているところを見られては大変ですから、涙を飲んで酒飲まず。
グルリと回って、トロ函さんも惹かれますが独り客にはちょいとキツイ。少し回って『もつ重(じゅうと読むらしい)』はこの間行ったばかり。『源八船頭』あたりも気になりますが今ひとつピンと来ません、大勢で行くお店ですね。そのまま南下し立ち飲みの『もとじ』はお休み。もう一軒目を付けていたお店もお休み。木曜日が休みのお店が多い地域なのでしょう。以前から目を付けている焼き鳥屋さんは既にカラオケのボリュームが上がっています。巡りめぐって辿り着いた小さなお店は女将さん一人でやっているようなお店、猫が出てきてこんばんは。猫アレルギー(鼻や目にきてしまうのです)なので、後ずさりしながら済まぬ済まぬと謝りながら辞去。カウンターに買って来た食材をぶちまけているような状況だから良かったのかも、お互いに。
そこでもう間違いのない『伍市』に久し振りに行くことに決めました。グルメッチー☆さんと楽笑さんを連れて行ったのですから一年半ぶりです。ルミエール商店街のアーケードが切れるところにあります。
ガラリと開けると3割ほどの埋まり方です。既にもう出来上がったかのような熟年カップル(？)の後ろを抜けて厨房のそばのカウンター席に座ります。もつ焼き、煮込み、刺身(モツ、魚類両方)、揚げ物、鍋と多面的に攻められるお店で、前回来たときにはカツサンドも好評でした。酎ハイは氷入りジョッキ￥360と氷なしグラス￥260とがありますが、まずはジョッキで。甘いシロップは抜きの方向で。
モツの刺身はガツ、タン、ハツ、レバと四種類を盛り合わせた四種盛り￥450とそれぞれの単品がありますが、とりあえずレバ刺し￥300を頼みます。単品の量を知りたかったからです。でもやはり盛り合わせでも￥450というのは安いですねぇ、今度来た時はそれにしようと思いました。
さて運ばれて参りましたら、御主人がおもむろに自家製ニンニクダレを掛けて下さいます。写真的にはしょっぱそうですが、レバーの甘味で丁度良い感じ。プリプリとした鮮度感は抜群です。これは酎ハイがグビグビイケちゃいます♪ということで氷なしの酎ハイをもらって、一口飲みジョッキに残った氷を移します。
明日は雪かも、という寒い日に冷たいレバ刺しと酎ハイを飲んでいていささか体が冷えますので、何か温かいものをということで本格的な鍋もありますが、一軒目で一人客ということもありヘビーです。目に付いたのは『にら玉』￥300です。
酎ハイを飲むことしばし、やって来ました。グツグツと煮えるにら玉は土鍋で直接ガスに掛けられていたのか、ハカマをはいて登場。七味をパラリと掛けて頂きます。ツユの濃さも丁度良く食べ終わると温まりました。焼き物も食べたいところですが、炭火のコンロは外の店頭に設置しているため、気が引けて次回持ち越し、お会計はお通し無しの￥1,220。
二軒目もモツ焼き屋さんでレバ刺しを含んだモツ刺しの盛り合わせをつまんで、久し振りに北口まで足を伸ばしました。
以前良くお世話になっていた立ち飲みの『さわ』さんは木曜日がお休み(不定休)の時が多いので、ダメもとで行って見ましたがやはり電気が点いていません、残念。平和橋通りを越えて向こうにある秘密のお店は既に『貸店舗』の貼り紙がなされていました。諸行無常の響きあり、という平家物語の冒頭の一説が脳裏をよぎります。
あちこち気になるところを巡って見ましたが、ここらで新小岩に見切りをつけて総武線で錦糸町に帰還。
本当は『ひむろ』という北海道ラーメンのお店に行こうと思っていたのですが、そういえば今まで何で無かったんだろうと不思議に思うくらいの￥390ラーメンでお馴染みの『日高屋』さんが駅前に昨年末オープンしていることを思い出しました。
店内はほぼ埋まっていて、二階にも席がある様子。最近頼むことが多い味噌ラーメンと餃子のセットで￥590。混雑している理由を考えると複雑です。
