Viva!新小岩ナイト

にこみ・もつ焼き 伍市

 先週のこと。帰りのバス停で錦糸町行きのバスの前に、新小岩行きのバスが先に来てしまったので(謎)新小岩に行くことにしました。新小岩は比較的最近訪れたばかりですが、魅力的なお店が多いので何度でも良いものです。
 まずは手堅く前回同様に『伍市』さんで軽く一杯と参りましょう。手前のテーブル席は団体さんでほぼ埋まっていましたが、カウンターは空いていましたので好きなところを選べます。向かって右の方に座ることにしました。
 チューハイ氷なし¥260と前回はレバ刺しを頼んだのでもつ四種盛り¥450をオーダーしてみました。程なくやった来ました。今回は特製のタレを掛け回すのではなく、小皿に入れて出されました。ガツ・タン・レバ・ハツの四種類(12時位置より時計回り)が少しずつ盛合せですがこれで¥450なら大変良心的ですね。それぞれの食感を楽しみながらチューハイがクイクイ進みます。
 たまたま煮込みの大鍋の前に座っていたのでかき混ぜる様子を眺めながら飲んでいると、ご主人に食べる?と促されました。とりあえずもつ刺しを食べ終えてから注文しましたもつ煮込み¥300。シンプルな煮込みで味付けはあっさりした味噌仕立て。もう少し甘みのあるタイプの方が好きですが、これは個人の好みでしょう。
 お会計してもらい次のお店へ。少し迷いつつもふらりと入れる立ち飲みが良いですね、ということで久し振りの『もとじ』さんへ。これで三回目です。チューハイ¥200を飲みながらTVを見るともなく眺めて、つまみを何にしようかとぼんやり考えます。山かけ¥300をチョイス、低価格ながら満足のいく量と内容です。しかし痛めた足も痛くなってきましたし、次第に常連さん達が集まりつつあり、混み始める前に撤収。ここでは写真は撮りませんでした。
 この夜は弱い雨が降ったりやんだりしていたのですが、このタイミングで出ると雨が降っていました。手持ちの傘がなかったので、すぐ近くのお店を見ると、今まで入ったこともなかったのですが鳥益本店というお店というのが目に留まりました。近寄って見ると普通の居酒屋さんなのですが一旦通り過ぎたものの、どうも気になってしまいまして、やはり入ることにしました。
 中は至って普通の居酒屋さんですが、焼き鳥を中心としたメニューのようですが多方面を確実にカバーしているオールラウンドなメニューです。目の前には茹でたカニが積み上げられ、ラップでくるんであります。毛ガニ¥1,050ということでした。




 早速、サッポロのラガー大瓶(赤星)¥650を頼んでその日のおススメメニューを眺めていると、冷蔵のネタケースの中に珍品を発見。巨大な魚のアラですが、おススメのメニューから推測するとハタのアラでしょう。これは珍しいものです。
 ネタケースの向こうにいた板さんにこれはどうしたら良いですかね、と話を振ると、焼いてもいいし煮ても美味しいですよということでアラを炊いてもらうことにしました。大振りのヤットコ鍋で煮ているところが見えますが、醤油の甘辛い匂いが立ちこめて良い感じです。強火でかなりの時間煮立てていますが大丈夫でしょうか?やや不安になりかけてしまいます。しかし何度か味を見て確認しているので板さんもきちんと気にかけてくれているようです。そしてはたと気が付いたのです、メニューに無いのに値段は幾らなのだろうかとΣ( ̄ロ ̄lll)。
 そしてついにやって来ました。ハタのアラ煮。改めて見るとやはり結構大きいのです。他につまみを頼んでいなくて良かったと思いました。付け合せの椎茸は普通の大きさのものです。よくクエ(アラ)は九州で好まれる白身の美味しい魚として知られていますが、このハタも同じ科の魚。分厚い皮はプルンとしていて身から剥がれます。身を勿論食べるのですが、この皮がまた実に美味しいのです。皮の美味しい魚というのは初めてです(驚)。
 匂いで判ったのですが濃い目の味付けはやや醤油が勝っていてキリッとした味付け(結果的に最後まで飽きずに食べ終えることが出来ました)。
 身自体はホクホクし弾力に富んでいます。脂が回っているというのではなくかなりマッシブなシコシコとした歯ざわりで実に美味しい魚ですね。メニューによるとハタの刺身は¥840ですし、個体として3・4kgの大きな魚のアラですからもしかすると¥2・3000のことは言い出されるかと思いました。食べ終えてすっかり満腹になっていざ緊張のお会計。お通し含めてなんと¥1,810でした(嬉)。