新越谷でミニこけん・煮込み三連発

牛すじ煮込み

 少し前に楽笑会長からお声が掛かり、昨年12月に濱鯨さんとと二人で開催したミニこけんの開催地で埼玉つながりのミニこけんを再び開催する旨のメールがありました。楽笑さんのブログにコメントをくれたFigoさんという方が初参加ということで楽笑会長が精鋭を集めた、というのは大袈裟で濱鯨さんは現役の埼玉賢人(笑)、楽笑会長とワタクシも元埼玉県民というつながりなのでした。そもそも南越谷というのはJR武蔵野線の駅名で、東武線では新越谷という駅が交差するターミナルになっているのです。
 集合時間の18:30には余裕で到着するつもりが押上でなかなか次の電車が到着せず九分程途方に暮れて、結局新越谷には五分程遅れて到着、既に皆様集まっていました。ご迷惑をお掛けしましたm(_ _)m。挨拶もそこそこに、南越谷の北側にある魅惑の居酒屋密集地に移動。
 前回訪れた『あすなろ本陣』も気にはなるのですが、ホッピーを置いていないのが残念、お隣にはホッピーの赤提灯がぶら下がっております。『末広』さんです。中は既に良い雰囲気になっておりますが、4人でもまだ余裕のテーブル席に通されます。キツい席にギュウギュウだと落ち着けませんから、こういうのは助かります。

 自主的に0次会を済ませて来た楽笑会長のギャグも冴えまくりです。早速ホッピー¥300(セット!)を注文しようとすると、中(焼酎)は¥200なのですがボトルを取ったほうがお得ですよと、オネェサンがおススメされるのでアドバイスを素直に受け入れます。このボトルも『末廣』という癖のない焼酎(甲類)¥2,000でオリジナルの焼酎です。


 料理ももちろん『にこけん(日本煮込み研究会)』ですから煮込みをと見ると、普通のもつ煮込みの他に牛すじ煮混みもあります。無論両方頼むことにします。他に手早く出るものを、とオネエサンに聞きながら注文するのですが、意外や意外、このお店では注文したもの全て出て来るのが早いのです。最初に〆鯖が来たのですが、皿が汗をかいていなかったということは切っておいてラップをして冷蔵していたという訳でもなさそうです。〆加減はワタクシ好みの〆過ぎていないレア気味の〆鯖です。
煮込み二種類。もつ煮込みはオーソドックスな味噌味で、普通に美味しいです。一方牛すじ煮込みの方は、一見塩煮込みのようですが、お味の方は予想に反してかなり甘めの味付けでこれには一同ビックリです。好き好きですけど、良い勉強になりました。
 せりお浸しも良いお味で、なかなかコチラのお店レベルの高さを感じました。本当にお洒落な居酒屋でデート向けという訳でもないのですけど、普段会社帰りに気軽に立ち寄るという用途には最適な価格設定だし、そういうお店が八軒程軒を並べているこちらではあまり下手なことをすると、すぐにお客さんが離れて行ってしまうんでしょう。むしろそれぞれがブラッシュアップしているように感じました。
 これは珍しいメニューで『豚角煮の唐揚げ』、初めてお目に掛かりました。一体どんなものかと思いましたが、食べて見るとやはりそのまんまでした(笑)。角煮が甘めの味付けなので唐揚げの感覚で食べるとその見た目と味のギャップに驚いたり^^;)。



 長芋の千切りやカキフライも頂いて飲み干したホッピーのボトルはこんな感じになりました。途中焼酎が無くなってボトルを追加した時に飲み干せるかなと一瞬不安になったのですけれど、これが全くの杞憂となってしまいました。と、これだけ飲んで食べてお会計一人頭3,200程と、本当にリーズナブル。これまた良いお店を発見してしまいましたね。ホールのオネーサン方もユニークで(笑)。

お次のお店は前回同様『千野屋』さん。『北千住の加賀屋さんの分店だそうです』という記述がネットにありました。北千住の加賀屋さんも北極会(北千住を極めてみようとする会:主催)で訪れても何度もフラれている人気店なのです。前回初訪問にも拘らず一発で見付けられたので高を括っていたら、前回と違う道で行ったせいもあって、間違えてしまいました(T T);。
 いわゆる加賀屋さん系の、我々にとっては安心して身を任せられる良質の居酒屋さんです。今回初めてお会いしたFigoさんもこの『料理が来たらまず撮影』というスタイルに最初は驚かされたでしょうが、我々はそんなことはお構いナシにバシバシ撮りました。

 ここでも相変わらずホッピーを飲み、煮込み鍋を注文。この晩はこれで三杯目。そろそろ楽笑さんも253杯の目標数に近付いているのですけれど、この日は予想以上に杯数が進みましたね。柔らかく煮込まれたテッポウはやはり美味しいです。

 焼き物も、少し頼んで飲んでいる内に千葉方面にお住まいのFigoさんがお先に帰られました(遠いですもんね、千葉は武蔵野線船橋まで行けるのですけれど)。それを潮にウナギの肝焼きを平らげてお会計。この日も充実した時間が過ごせたことを皆さんに感謝して帰途に着きました。