新小岩探索〜おばこ〜

おばこ@新小岩

昨日は、次回のにこけんの幹事にワタクシが立候補したので、その候補のお店に実際に伺って広さの確認と交渉をしようかと、仕事帰りに新小岩に立ち寄りました。記事にはしていないお店ですが、実に良い雰囲気のおでん屋さんはお休み(立ち寄ろうかと淡い期待をしていました)、実際に目的のお店もお休みなのか18:00少し前に辿り着くと営業している気配なし。 
 待っていても開くような感じでもないので諦めて、一杯飲ることにしました(嬉)。

 一軒目はさてどこにしようかと考え、以前も行ったもつ焼きの『はむら』さん。もつ焼きと串揚げを中心に韓国スタイルの料理(『フェ』や甘辛味噌での味付けの料理)も楽しめるお店です。チューハイとマグロぶつ、キュウリの甘辛和えを頼んでのんびりとTVを眺めます。串揚げももらってチューハイ三杯で気持ち良くお会計。もう少し南の方にも同じ名前のお店がありましたが?と聞くとマスターのお姉さん御夫婦が経営されているお店だということが判りました。
 もう一軒、『いわし博士』といういわし専門店が名前からして気になり、そのお店の様子外からを窺いながら、お品書きのメニューの値段を見るとチョッと予算外。今回は諦めましょう。
ふとその横の道を眺めるとどうにも通った記憶のない道が南北に伸びていてその向こうに居酒屋さんらしき明かりを発見。近付いて見るともうもうたる煙が勢い良く吐き出されて、窓の隙間から覗く店内は大変賑わっているようです。『おばこ』というお店で何という意味だったか、東北の言葉ですね。
  果たしてガラリと扉を開けるともう正にワタクシ好みのもつ焼き屋さん。煙で煤けた店内は得も言われぬ絶妙な時代の空気感を残しています(後で調べると既に開業して五十年経っているそうです)。もつ焼きと刺し物がメインのようです。もちろん煮込みもあります。19:00頃ですがほぼ満席の人気店のようです。
 まずは好物のレバ刺し¥500とホッピー(氷なし)を頂きます。お通しのお新香は小皿に盛り沢山の内容で、これで充分飲めそうです。
 焼き物は炭火で焼かれているのですが、換気扇が今まで見たこともないぐらいに焼き台と至近距離に設置されています。火の手が上がると換気扇が強いために炎が吸い込まれそうになっていて見ているこっちがハラハラしてしまいます(驚)。次から次へと焼かれていて焼き手のお母さんの手際の良さが際立ちます。スタッフの連携も素晴らしく長年の経験の積み重ねがこの一体感を生み出していることが窺い知れます。
  とはいうもののやはり物によってはコゲ焦げ。でも大振りの焼き物は立派の一言に尽きます。一本¥120とこの値段でなら充分納得の内容です。目指すお店はあいにく休みだったものの予期もしなかった素晴らしいお店との出合いに非常に満足できた夜となりました。