新小岩経由新宿歌舞伎町にて…

ハイネケン・ネオン

 どうも連日飲み歩きフィールドワークの記事が続いてしまいますなぁ(苦)。これも研究のため、とイヤイヤながら(嘘)も研究に勤しむワタクシなのでした。
 前日、ロケハンに失敗しながらも、『おばこ』という素晴しいお店に偶然出会ったワタクシは、本来の目的を遂行するべく連日の新小岩詣で。
 ということでやって参りました、以前にも取り上げさせてもらった『店長』さん。お店に入ろうとすると、中からなにごとか騒がしい大声がします。入ってみると入口近くの一人の酔客が携帯電話で話をしていて他のお客さんは全く何も話をしていないのです。こりゃ、マズい時に入ってしまったなと思ったのですが、ご主人にいらっしゃいと言われて、おかみさんがにっこり迎えてくれたものですから、おしぼりを受け取らないわけには参りません。
 ご主人に静かにしなさいよ、と言われてもどこ吹く風の酔客はその後も大声で話し、嫌気が差した隣りのお客さんは帰ってしまいました。チューハイを飲みながら、ロケハンに来たのですが座敷が四人掛けが二つの八人、カウンター席が8人というキャパでは今回の目的では適いそうもありません。でもまぁ久し振りに来たのだからと、センマイ刺しを頼んで待つことにしました。すると、合間を見てご主人が、ウチの店をブログに書いてくれたでしょう?と聞いてきたのです。なんでも他のお客さんがたまたま『店長』さんについての記事を偶然読まれたそうで、そのことをご主人に伝えて下さったそうでとても喜んで下さいました(嬉)。
 肝心のセンマイ刺しは細切りにしたものに半分程酢味噌ダレを掛けたもの。こちらのお店の料理は比較的廉価な割には盛り付けもキレイなのが特色な気がします。二杯目のチューハイと共に頂いてご馳走様。酔客はその間もズーっとクダを巻いていて、帰り掛けにご主人からまたゆっくり来てね、と目顔でお詫びされました。まぁこんな時もありますから、気にしてませんよ。
 さて、今回の三連休大分暖かくなって来たので、久し振りにキャンプにでも行こうかと考えているのですが、これまで使ってきた水筒というかウォーターバッグが前回のキャンプで置き忘れてきてしまったのか紛失してしまったので、それを入手しなくてはならなくなったのです。この間新宿の小滝橋通りで見掛けたアウトドア用品店が、アマゾンで取り寄せて買うのと同じ価格でしたので、総武線で移動することにしました。
 新宿に辿り着いたのは19:00過ぎ。早速目的の買い物を済ませると『思い出横丁』でまた一杯、と思っていると楽笑さんからメールが届きました。この日は水曜日で楽笑さんの最近の記事から類推して新宿にいそうな気がしたので先に送っておいたのです。案の定歌舞伎町の飲み屋さんにいるという事で、大ガードをくぐり抜けてさくら通りを探します。何年も新宿に来ている割には通りの名前を覚えている訳ではないので、ああココが一番通りで、ここが…と改めて認識しました。いつもは感覚的に把握しているだけですから(汗)。
 果たして運良くさくら通りを発見、一分後には件のホルモン屋さんを見つけました。電話で教わった名前と違うようですが、と中を覗いて見ますと(実際には外とは隔てるドアも何も無いのです)、居ました居ました、楽笑さん。
 どうやら一人でこんな美味しいものを楽しんでいたようです。お得なセットは飲み物二杯(一部の日本酒・焼酎は除く)、ホルモン3種、豆もやしのお通しが付いて¥1,680のお値打ち品。場所柄を考えると充分リーズナブルです。この時の3種はコブクロ、ギアラ、センマイのようでした。この日二回目のセンマイ(驚)。楽笑さんは少々違う組み合わせのようで、何人かで行くと色々と楽しめそうです。
 四方山話も盛り上がるのですが、最近の話題と言えばこうして人と人との偶然の繋がりの面白さ。そもそも博多で立ち寄った立ち飲み屋さんの記事を書こうとして、そのお店のことをネットで調べていたら、偶然楽笑さんの同じ店の事について書いた記事に出会ったのがそもそもなのです。それが3年前で、その後は色々とありましたが、日本煮込み研究会というネット上での会が、『日煮研』になりかけ最終的に『にこけん』として落ち着き、現在に至るのです。といったことを話し、偶然にしろ、人の繋がりの面白さを痛感しているのです。
 お腹も落ち着いたところで、移動しましょうとここらでバーに移動します。賑やかな歌舞伎町の街なのでどこも賑やかなのですけれども以前入ったことのある『ワールドワイド』というショットバーに入ってみました。中は別世界のようにしっとりと落ち着いていて良い感じです。何人か先客が居ますが、奥のほうに並んでカウンター席に腰掛けました。ズラリと並んだ酒瓶は全て逆さにセットされてボトルホルダーに収まっています。楽笑さんはギネス(ビール)、ワタクシはバーボンをロックでと思ったらこの日初日のナツコさんが注いでくれたのはビーフィーター(ジン)のロック。聞き違えたようですが、ジンももちろん大好きなので異存はありません。再び乾杯してお相手してくれたナツコさんとしばし歓談。決してガールズ・バーではないのですが、手が空いていればこうしてお相手してくれるようです。
 そろそろ良い感じになってきたので、〆のラーメンを食べに行こうということになりました。この間のホープ軒以来、コッテリしたとんこつラーメンが食べたくて仕方がないのです。楽笑さんが心当たりのあると言ったお店は近くの『六つ門』という久留米ラーメンのお店。食券を買って奥の席に座り待つことしばし。イケメンの店長さんが茹で上げたラーメンは正統派とんこつラーメン。脂はそれほどでもないですが、コクがあります。思い出したのですけれど、小滝橋通りにもこちらのお店ありましたね。替え玉も一つ頂いて歌舞伎町の夜を満喫したのでした。