実に久し振りの横須賀にて・前編

横須賀中央駅東口

 今週は仕事の関係で得意先を年末の挨拶回りに奔走し、月曜日:群馬県太田市、火曜日:横浜市新杉田〜追浜〜久里浜、水曜日:埼玉県狭山市、木曜日:千葉県八千代市白井市と回りました。どこも日帰りの圏内なので泊まりはないですけれど、神奈川方面では自動車で行動していたものの、同行の上司が東京西部にお住まいなので、ワタクシは久里浜の駅から電車に乗って帰宅の方向でしたけれど、久里浜よりももう少し栄えている横須賀に行きたかったので何となく話をそっちの方向に持って行って横須賀中央駅(京急線)で降ろしてもらいました。横須賀ですと、JRも京急も利用出来るからと踏んでいたのですけれど、実際にはJRの横須賀と京急横須賀中央駅ではかなりの距離が離れていて直接の乗り換え、乗り継ぎは出来ません。しかしその事に気が付いたのは駅前の案内表示を見てからのことなのでした。

大きな地図で見る
 JRの横須賀線に乗れば、錦糸町まで乗り換えなしに一本で帰ることも出来るはずだったのですけれど、一つ先の汐入か逸見まで京急で移動して歩くのが良さそうです。そこから歩くのは少々距離があり過ぎますね。京急線でももちろん品川や手前の横浜で乗り換えて帰れるので無論問題なし。ということで横須賀の街を久し振りにブラつくことにします。

 駅前の歩道橋から駅、そして駅ビルであるMore'sを眺めます。以前来たときは、車で来て近くのの駐車場にとめて駅まで来ると、下の広場では横須賀海軍カレーのイベントをやっていて、確か一杯¥100(値段が違ってもかなり廉価だったことは確実)で食べられたような記憶があります。

 その改札口を出たところの大歩道橋から街の様子を眺めていたところ、気になるお店を発見。『源氏』さんというお店。まだ時刻が早かったので開いているかどうか判然としませんでしたが、周りの建物とは一線を画す(浮いているとも言う)雰囲気を漂わせています。こうしたお店が好きなんですよねぇ。もう少し遅い時間なら間違いなく明かりが灯り良い雰囲気になっていて、蛾が灯りに吸い寄せられるようについフラフラと迷い込んでいたでしょう。外の電光掲示板では盛んに文字が流れていたのですけれどもね。
 まだ日が高いし、もう少し散策をしたいのでアルコールはしばしお預け。駅脇の小道に迷い込んでみました。


 予想通りゴチャゴチャと良い雰囲気のお店とパチンコ屋さんが共存している地帯です。いくつもの居酒屋さんが並び、どこに入ろうか迷うぐらいですけれどキチンと棲み分けが出来ているのでしょうね。真ん中あたりにあったその名も『中央酒場』さん、これまた良い雰囲気です。何故かバイクがお店の前に勢揃いしていますが、お客がバイクに乗ってやって来ているのではなく、やはりお店の従業員さんのものでしょう。飲酒運転はイケませんからね。入ってみたかったけれど、ドブ板通りが気になっていたのでまだまだ入ることは出来ません。

 そのまま小道をズンズンと抜けて、アーケード街にぶち当たりました。その昔学生時代に来たことがありその時の記憶が甦りました。当時は何だか詰まらないところで食事をしたような記憶の残滓が残っていますが、どこだったかハッキリはしません。シェイキーズだったか?旅の帰り際で、あまり積極的に横須賀を探訪しようという気でもなかったと思います。旅の帰る直前というのは何か一抹の寂しさを感じるのは何故なのでしょう?
 アーケード街は、一般的なそれとは違う趣のお店も多数含まれていて、外国人向けのヒップホップ系洋服屋さん等もあるのは横須賀らしさでしょう。もちろん普通の食品店やドラッグストア*1ブックオフなんかがあって活況を呈しております。そこを抜けるとメインストリートにぶつかり一本目の路地を左に曲がりました。
 幾つか飲食店も出て来ましたがまだ営業前の暗い店内でインターネットでもしているのでしょうか、PCを前にテーブルに着いています。向こうの方にピンクのネオンが輝く『魚藍亭』というのが見えます。何だか記憶に残っている名前ですが、何のお店だったか・・・?セブンイレブンの前を右折して少し行くとそこが『ドブ板通り』でした。実際には横須賀中央の隣りの汐入駅からの方が遥かに近いのですが、こうして街の雰囲気を楽しみつつ歩くのも良いものです。

 目的の『ドブ板通り』に辿り着き一安心。中ほどに米軍放出品のお店を見つけて入ってみました。実はもう少し手前にブラザー達が三人ほどたむろして雑談していたのですけれども、こちらは冬季用の迷彩パンツを履いていたので入りにくいったらありゃしないのです。迷彩のパンツを探していたのですが、どれもありきたりで*2御徒町中田商店で見慣れたものばかり、狙いの砂漠用デジカモは品切れでしたので購入には至らず。そこからは戻りの方向で。

 お店の看板的にマスコットとして鉄人28号らしきキャラクターが飾られていた『TSUNAMI』というDJバー。夜な夜な色々な国の方達で盛り上がっているのでしょうね。そんな日本であって異国文化の香り漂う街並みを後にして再び来た道を戻りました(続く)。

*1:いくらなんでもこの街だからとは言え、文字通りのドラッグは売っていないでしょうけど。薬局のことね

*2:というのも、ワタクシは現在迷彩のパンツは先述の冬季用、タイガーストライプ、都市戦用デジタルカモフラージュ、SWAT仕様と持っているので、砂漠用デジカモを狙っていたのです。