とりとめもない話2題
ここのところのニュースを見ていての話を二つほど。
つい先日アカデミー賞の発表が行われましたが、話題になっていた『アバター(Avatar)』と『ハート・ロッカー(The Hurt Locker)』のオスカー(像)の争奪戦などにはもとより興味はないのですけれども、その争奪戦の陰に隠れたところで『The Cove』という映画が『長編ドキュメンタリー賞』を取ったとかで、その撮影のテーマ(いるか漁)や手法(隠し撮りをしていたりとか)など、反日的な映画が受賞したとかで別の意味で話題を提供しているそうです。
ワタクシが興味を惹かれたのは、そのタイトル。あまり日本語として和製英語やカタカナ英語としても使われない『cove』という単語は何を意味するのかということです。早速調べてみました。
[cove:名詞]
1 小湾, 入り江.
2 奥まった[はいり込んだ]場所.
3 山中のほら穴;(森・山中の)狭い道.
4 山中のくぼ地[草原地].
5 《建》くぼみのある表面[刳形(くりがた)];(天井の)弓形折り上げ.
〜プログレッシブ英和中辞典より〜
ということで、入り江だとか、陸上・地中であれば奥まった場所・ほら穴という意味のようです。
そこで『ほら穴』といえば『cave』という単語を思い浮かべました。洞窟探検でケイヴィング(caving)というのが秘かな人気を集めていると聞いたことがあります。
[cave:名詞]
1 洞窟(どうくつ), ほら穴, (山腹の)横穴(▼大きなものはcavernという);(特にワインの)地下貯蔵室.
2 《英史》(政党からの)脱党(組).
3 =cave-in.
4 *1窓のない小さな事務室.
5 ショーを行う地階のカフェ
[古フランス語←ラテン語cavus(くぼんだ)の名詞用法. △CAVERN, CAGE]
〜プログレッシブ英和中辞典より〜
1の"(特にワインの)地下貯蔵室"というのはフランス語の(ワイン)カーヴと同じですね。
そういえば、建築用語でアルコーヴというのもあります*2。
アルコーブ【alcove】
洋式建築物で、部屋・廊下・ホールなどの壁面の一部をくぼませて造った小部屋。寝室・書斎・書庫に使われる。
〜大辞泉より〜
ということでこれも何か関係があるようですね。いずれにしても『くぼみ』という共通項があるのですから。このアルコーブというのはアラビア語の"al-qubba"が語源だとか。うーん、てっきりラテン語かと思っていたんだけれど。
まぁどうでも良いようなお話でした。
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お次はまたしても芸能界の薬物汚染について。昨年の酒井紀子、押尾学ぶといった覚醒剤・MDMAといった薬物での逮捕者が相次いだ芸能界ですけれども、今回再びJAYWALK(昔はJ-Walkではなかったか?)のVo.の中村某というのが逮捕されたそうですね。
日本の歌謡曲にはトンと興味のないワタクシですけれども、高校生ぐらいの頃に行きつけの床屋さんで掛かっていた彼らの曲が印象に残っています。古典的な床屋さんというのは決まってラジオのAM放送を聞いているというのが相場ってもんです。こちらはマスターが自分で作ったらしい自作の3ウェイスピーカーで鳴らしていましたが。
JUST BECAUSE/J-Walk
今この映像を探すために調べていたら1981年の楽曲だそうな、まだまだ高校生じゃありません。
ところで、この中村某(この人北海道出身だとか、二度びっくり)なる人物、実は過去には銃刀法違反の容疑で書類送検されています。
【参考URLはこちらに】※少々古いニュースなのでGoogleの検索リンクを貼っておきました。
これは偶然新聞かウェブで読んだと思うのですけれど、当時職務質問を受けた際に、警察による自動車内の捜索でアーミーナイフ(刃渡り8.5cmの多目的タイプ)が発見され、本人のコメントによると「1年前にキャンプに持って行き、そのままにしていた」とのことでしたが、今回捕まったというニュースを目にした時、ピンと来たのはこのネタをずっと警察は掴んでいたのではないかという事。ここからはワタクシの推測ですけれども、その前からタレこみか内偵を進めていて、車内を捜索したら薬物は見つからずナイフが見つかったんではないのでしょうか?キャンプで使ったりするためには、ナイフの所持(携帯)が認められていますが、数年前から凶悪な通り魔・無差別殺傷事件の影響でナイフの不法携帯・所持には当局が神経を尖らせていますが、さすがに車内まで捜索しそのぐらいのナイフで摘発というのはその件以来クローズアップされたものであるからです。
今回捕まったのも、警察が泳がせていてとうとう捕まったのかな、そう思った一件なのでした。真相はいかがなものでしょうかね?